東芝の「dynabook P75」は、ディスプレーが360度回転し、クラムシェル端末としてだけでなく、タブレット端末としても使える変形ノートPCだ。しかし、ディスプレーサイズは15.6型と、この手の端末にしてはかなり大きいのが特徴となっている。この大型コンバーチブルノートの使い勝手について紹介しよう。
なお、今回試用しているのは直販サイト「東芝ダイレクト」で販売されているウェブオリジナルモデル「dynabook P75/W8M」だ。店頭販売されるカタログモデルよりも上位の構成となっている。
すっきりしたデザインのクラムシェル端末としても魅力
本体のカラーネームは「サテンゴールド」ということになっているが、それを知らずに見た場合は、ゴールドというよりもシルバーと感じる人の方が多いのではないだろうか。ヘアライン加工が施されており、艶がなく全体的に落ち着いた雰囲気になっている。手触りはさらりとした感覚で、指紋等は目立つことはなかった。
トップカバーは、隅にロゴが添えられているだけのシンプルなデザインだ。角があまり大きく丸められておらず、色合いとあわせてシャープな印象だ。ヒンジ側から見ると一部黒いパーツが見るが、底面側まで同じような色合いの素材を採用。底面には4カ所に足がつけられており、しっかりと安定した状態で設置できる。
本体サイズは約幅382.0×奥行き246.8×高さ19.0mmで、重量は約2.3kg。15.6型というディスプレーサイズから考えると妥当な重さだが、運搬することを考えると少々重く感じられた。両手で持って移動するのに不自由はしないが、片手で持ち続けるには辛い程度の重さだ。基本的に据え置きで使いつつ、会議など別の部屋へ移動する程度の持ち運びならば問題ないだろう。
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