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初心者向けオーディオインターフェース3製品もあわせて発表

Wi-Fiで離れた場所から録音できるTASCAM「DR-44WL」

2014年09月17日 18時40分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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 ティアックは9月17日、Wi-Fi接続に対応し、設置場所を選ばないリニアPCMレコーダー「DR」シリーズ2製品と、音楽制作時の使いやすさや理解しやすさを追求したUSBオーディオ/MIDIインターフェース「US」シリーズ3製品を発表した。5製品とも同社のTASCAMブランドから販売する。

Wi-Fi接続でハンディレコーディングの常識を覆す「DR-22WL」「DR-44WL」

Wi-Fi機能を搭載したリニアPCMレコーダー「DR-44WL」
DR-44WL(左)と「DR-22WL」(右)

 「DR-22WL」「DR-44WL」は、リニアPCMレコーダーDRシリーズの最新モデル。新たにWi-Fi機能を搭載し、スマートフォンやタブレットと1対1で接続してのリモートコントロールや再生モニタリング、ファイル転送が可能となっている。遠隔操作の方法としてはこれまでにも赤外線や有線のリモコンを搭載したレコーダーが存在したが、リモコンでは不可能だったモニタリングや入力レベル・フィルターの設定、ストリーミング再生などにも対応したため、これまで以上に自由な録音ができるという。また、録音したファイルはWi-Fi経由で転送可能だ。

双方向通信により、遠隔操作だけではなくモニタリングも可能

 録音機能として、入力レベルの小さいファイルを同時に録音するデュアルレベルレコーディング機能、WAV/MP3ファイルを同時に録音できるデュアルフォーマットレコーディング機能、自動レベル調節機能(ピークリダクション、リミッター)などを搭載。音質にもこだわっており、単一指向性マイクユニットには物理的なノイズを軽減するショックマウント機構、耐高音圧設計を採用。レベル調節専用のPGA回路を導入し、従来モデル以上のノイズ低減に成功しているという。ちなみにマイクユニットやパーツ類は、社内音響評価施設での試聴評価を得て選定、調整が実施されているとのこと。

DR-22WLはシーンダイヤルを搭載し、あらゆる場面での録音に対応DR-44WLは最大4トラック録音、MTRモードも搭載

 DR-22WLは扱いやすい操作感を追求したシンプルなモデルで、シーンに合わせたセッティングを瞬時に呼び出すシーンダイヤルが特徴。デジタル一眼レフカメラの動画撮影用レコーダーやインタビュー録音など、音楽以外の用途へも活用しやすいという。44.1/48/96kHz、16/24ビットのリニアPCM録音に対応する。

 上位機種となるDR-44WLは最大4トラックの録音が可能なほか、XLR/TRSの外部入力端子を備える。またミュージシャン向けということで、4トラックのMTRモードやリバーブエフェクトを搭載し、音楽制作のツールとしても活用できる。

本体上部の単一指向性マイクユニットには、サスペンションにより物理ノイズを軽減するショックマウント機構が採用されている

 2製品とも10月上旬から販売する。価格はオープンプライス。実売価格はDR-22WLが1万8000円前後、DR-44WLが3万5000円前後となる見込み。スマートフォン/iPhone用コントロールアプリ「TASCAM DR CONTROL」は10月上旬から公式ホームページで無料ダウンロードできる。

発表会会場では実際に録音のデモンストレーションが行われた。写真はヴァイオリニストの水島愛子さんとピアニストの平沢匡朗さんによる生演奏の様子

音楽制作の初心者向け「US-2x2」「US-4x4」、プリアンプ8基搭載の「US-16x08」

 オーディオインターフェース3モデルもあわせて発表された。「US-2x2」「US-4x4」は、PCを使った録音に挑戦したいというエントリーユーザー向けに、シンプルなインターフェースを採用したオーディオインターフェース。ドラマや映画製作向けの従来モデル「HS-P82」などに内蔵したUltra-HDDAマイクプリアンプを搭載しており、コンデンサーマイクだけでなく新たにダイナミックマイク接続時の利便性も考慮されているため、幅広い録音に活用できるという。ファントム電源供給が可能で、ギターの直接入力にも対応する。側面のアルミパネルが特徴的な筐体は、設置時につまみを操作しやすいようやや傾斜したデザインとなっている。

プリアンプ8基搭載のオーディオインターフェース「US-16x08」
音楽制作初心者向けの「US-2x2」(左)と「US-4x4」(右)

 エントリーユーザーに配慮した結果、スペックも必要最低限の構成となっている。対応フォーマットは最大96kHz/24ビットで、転送はUSB 2.0。また、簡単なインストールや安定動作、低負荷を志向した新規設計のドライバーソフトを採用している。主なDAWソフトウェアには対応可能で、iOSデバイスとの接続やMIDI入出力にも対応するなど、拡張性にも配慮している。

特徴的なサイドパネルにより筐体に角度をつけ、ツマミの操作がしやすくなっているという

 US-2x2は2入力/2出力に対応するシングルプレーヤー向け、US-4x4は4入力/4出力に対応するより多くマイクを使用したいユーザー向けとなる。

 また最上位モデルとなる「US-16x08」は、最大16入力/8出力に対応し、DSPミキサーを搭載する。主にドラム録音やバンド録音を想定している。

 US-2x2およびUS-4x4は9月下旬、US-16x08は11月上旬から販売する。価格はいずれもオープンプライス。

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