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グーグルはスプーンを買い、バイドゥは箸を作った

2014年09月12日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 なぜかカトラリーが話題だ。

 11日、グーグルが、コンピューター制御の手ぶれ補正スプーンを開発・販売しているLift Labを買収した。スプーンは、病気による手の震えを緩和することで、食事のときに使いやすくなるもの。遺伝子情報などヘルスケア事業を扱う「Google X」部門で取り扱う。

 8日には中国の検索大手・百度(バイドゥ)が、同社のカンファレンス「Baidu World 第9回」で、食用油など食品の安全性をテストできる「スマート箸」(中国語:筷搜)を開発していると発表した。箸置き代わりのデバイスに箸を置き、安全なら箸のランプが青く、逆に危険なら赤く光るという。

 先月31日には、横浜のベンチャー・CSイノベーションが「硬いアイスも食べやすい」というスプーン「スペースマイスタースプーン」を開発したと発表。宇宙開発技術を応用したもので、素材は小惑星探査機「はやぶさ」にも使われたという高熱伝導材料カーボングラファイトだ。

 グーグルやバイドゥが食器に注目する背景にはIoT(Internet of Things=モノの情報通信化)の動向がある。インテルのデジタルベビー服、スマホで解錠する鍵など、情報化されていなかった製品分野にIT企業が目をつけはじめている。IDCによれば、日本国内のIoT市場規模は2018年までに21兆円に達するとみられている。

 数年後、日本と中国のメーカーが「スマート箸」の開発競争をしていてもおかしくはない。素材はカーボングラファイトか、超々ジュラルミンか。

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