元祖超能力者ユリ・ゲラ-が
超常現象の奇才矢追純一と四半世紀ぶりに対面
ASCII.jp読者には、ユリ・ゲラーと聞いてピンとくる人は多いかと思う。1974年に初来日し、日本に超能力ブームを巻き起こした。スプーン曲げをはじめとする超能力の数々は、当時のチビッ子を夢中にさせ、そして何の罪もないスプーンが何本も無駄にヘシ折られたのだった。
そして、日本が誇る超常現象ジャーナリストといえば、番組プロデューサーの矢追純一氏。UFOと言えば矢追、と言われるほど、数々のUFO番組でチビッ子たちのロマンをかき立てた。ユリ・ゲラーを初めて日本に紹介したのも矢追氏だった。
今現在チビッ子の人はご両親にこの2人の名前を聞いてみよう。もうちょっと大きい人はポケモンのユンゲ……おっと、まあとにかくスプーンを曲げる人、と覚えておいてほしい。
そんなオカルト界のカリスマ2人が、四半世紀ぶりに対面するという。そのために、ユリ・ゲラーが緊急来日し、矢追氏とトークをするというのだから見に行かないワケにはいかないだろう。
実はこの緊急記者会見は明日(27日)に放送されるCSファミリー劇場「緊急来日! ユリ・ゲラー vs 矢追純一 超常記者会見」の収録も兼ねたもの。今年は初来日から40年目ということで、ファミリー劇場の番組「緊急検証!」シリーズに出演することになったという。この記者会見は27日と30日のそれぞれ23時から放送されるが、緊急検証!は10月25日の23時30分からと、ちょっと先になる。さらに40年前、初めてユリ・ゲラーを紹介した木曜スペシャル(プロデューサーは矢追氏)も10月20日の23時から初再放送となる予定だ。
今回の記者会見は最初は穏やかに進行していたが、途中からユリ・ゲラーが超能力(スプーン曲げや種をすばやく発芽されるなど)を披露すると、彼のテンションはひたすら上がり続け、進行を無視してフリーダムに歩き回り語りまくる状態。しかし、その間も報道陣に対してひたすら超能力をアピールするなど、エンターテイナーっぷりも発揮。驚きと爆笑の記者会見になった。
最後のフォトセッションも、自ら進んで報道陣にサインしまくるなどサービス精神旺盛で、40年以上も超能力者でいられる理由がよくわかる一面を見た。
矢追氏が最後に「世の中は知らないことのほうが多い。自分のわからないもの、理解できないものを“不思議”の一言で片づけないでほしい」とコメントしたが、ユリ・ゲラーの超能力を「スプーン曲げて何の得になる」「超能力(笑)」など無粋なことは言わずに来日40年の節目を楽しもうではないか。