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大光量で省エネ、LED導光環を採用した新感覚の照明「きらめき」も

日立の新しいLED照明は、太陽光に近く文字が読みやすい

2014年08月06日 18時39分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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宅用LED照明器具の新製品「LEDシーリング」およびLED導光環シーリング「きらめき」

 日立アプライアンスは8月6日、住宅用LED照明器具の新製品「LEDシーリング」全13機種を発表した。10月1日より販売する。

 新たに搭載した「ラク見え」機能では、昼光色と電球色のLEDを「全灯」の約1.2倍の明るさで点灯させるとともに、従来製品では不足していた青緑色の光の成分を加え、より太陽光に近い自然な明かりの実現をうたう。コントラスト感が上がるので小さな文字などが読みやすく、写真の色はより鮮やかに見えやすくなるという。

青緑色の光の成分を加え、より太陽光に近い明かりを実現した「ラク見え」機能

内部の構造。レンズ付きドーム型LEDユニットを均等に配置し、温度の上昇を抑えている

 大光量と省エネを両立させる技術も多数導入している。従来、LEDには発光による熱の上昇とともに効率が低下する性質があり、カバーの透過率を高めて光量を上げようとすると光が広がりにくくなるという課題があった。同製品は、従来モデルにも採用している独自のレンズ機能つき「ドーム型LEDユニット」の数を増やし、低入力で駆動させることで効率よく光を取り出している。昼光色LEDと電球色LEDの数も以前は同数だったが、効率のいい昼光色LEDを大幅に増加させ、配置を調整して温度上昇を抑えるよう調整しているという。LEDモジュールとカバーの間に光を遮る構造がないダイレクト照射方式で大光量を実現し、新たに導入した大型放熱構造で熱をコントロールする。

~18畳モデルでは業界トップクラスとなる8000ルーメンを実現

省エネ機能も従来品よりアップ

 その結果、~18畳モデルでは業界トップクラスとなる8000ルーメンを実現し、~6畳から~14畳までのモデルでは、規格に定められた範囲内で最大限の明るさを設定しているという。固有エネルギー消費効率は123.1~125.8ルーメンワットで、昨年の「省エネ大賞 省エネルギーセンター会長賞」を受賞した同社の「LEC-AHS1410B」よりも約14%アップした省エネ性能をうたう。

 また、あかりの性質をリモコンのボタンで「蛍光灯の明かり」「図書館の明かり」「食卓のあかり」「電球のあかり」の4種類から選択できる「あかりセレクト」機能を採用。調色機能と調光機能を組み合わせてコントロールし、暮らしのシーンにあわせた照明を利用できる。

あかりセレクトの「蛍光灯のあかり」

「図書館のあかり」

「食卓のあかり」

「電球のあかり」

 通常のLEDシーリング12モデルのほか、透明なカバーに光のリングが浮かび上がるように発光するLED導光環シーリング「きらめき」も販売する。新開発の「クリアライティング・テクノロジー」は、器具の本体外周に配置したLEDの光を透明なカバーに導光し、カバーに印刷した導光環に反射させることで実現しているという。導光環は太さと感覚を最適化し、全体が均一に光るよう調整しているとのこと。明るさは~12畳の基準値内で最大限となる5499ルーメン。「ラク見え」「あかりセレクト」機能も搭載している。

LED導光環シーリング「きらめき」

導光環に反射した光は横も広く照らしている

 価格はすべてオープンで、参考価格は~18畳モデルが約7万円、~6畳から~14畳モデルが約2~5万円、きらめきが約6万円を予定しているとのこと。

全13製品のラインアップ

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