アイシン精機は6月30日、睡眠の状態をデータ化してスマホやパソコンに表示、分析する「ねむりモニター」を発表した。
ねむりモニターは、同社の住空間関連事業の柱である「ASLEEP」ブランドの新製品となる。アイシン精機専務役員の廣瀬隆久氏は「自動車部品で培ったセンサー技術とASLEEPブランドで重ねてきた実績を組み合わせ、『眠りを測る』『眠りを見守る』という新しい価値を提供していく。昨今の健康志向の高まりや、社会の高齢化などの時流をとらえた商品であり、我々が目指す『眠りのトータルソリューション』を実現するキーとなる製品だと思っている。お客様にお届けできる日が楽しみ」とコメントした。
2006年に実施されたOECDの統計によると、日本人の睡眠時間は先進国のなかでも2番目に短いとされている。健康のためには充分な睡眠が必要だが、たとえ短い時間でもいかに睡眠の質を向上させるか、という課題をもとに開発されたのが同製品だ。睡眠計としての利用のほか、もう一つの機能である「見守りサービス」を使えば、離れた家族の睡眠履歴から生活リズムの変化などを確認できる。これは、人口に占める高齢者の割合や高齢者の独居が増えつつあることから、カメラ式ではない「さりげなく見守る」サービスとして、今後のニーズの増加を見込んでいるのだという。
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