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リアルタイムにロボットの動きを生成できるロボット制御ソフトウエア

ソフトバンクはロボットに本気、制御ソフト「V-Sido OS」発表

2014年06月11日 22時11分更新

文● コジマ/ASCII.jp編集部

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企業だけでなくホビーロボット愛好家も注目の
「V-Sido OS」の機能を実装した「V-Sido CONNECT」

 発表会では、ロボット開発企業に採用を検討してもらうために、V-Sido OSの一部機能を実装したマイコンボード、「V-Sido CONNECT」も紹介された。年内に発売予定で、価格は未定だが、1万円以下での販売を目指すという。

「V-Sido CONNECT」。企業だけでなく、自作ロボットの制御ボードとして、ホビーロボットのユーザー向けにも販売予定とのこと

アスラテックからは、「V-Sido OS」と、「V-Sido CONNECT」の2つが提供される予定

V-Sido OSを採用している企業は、現在拡大中とのこと

 V-Sido OSの開発者であるアスラテック チーフロボットクリエーター・吉崎航氏は「ロボットという分野は非常に期待が高まっており、今後も様々な分野に広がっていくと予想される。関連事業も増えていくと思うが、我々アスラテックはOSに注力していきたい」と話し、「直感的な動作が実現できること、多彩なインターフェースに対応できること、様々なサイズに対応できることがV-Sido OSの特徴。様々な分野のロボット開発を後押しできればと考えている」と意気込んだ。

 また、ソフトバンクグループの代表として、孫正義氏も映像で登場。「(V-Sido OSには)これから資本の増強を行ない、一気に花を咲かせたい。我々ソフトバンクグループが本気でロボットに取り組むんだということを大いに広めていきたい」と熱く語っていた。

アスラテック チーフロボットクリエーター、吉崎航氏

ソフトバンクグループ代表、孫正義氏は映像で登場

 なお、発表会には、V-Sido OSのコンセプトモデル「ASRA C1」も登場した。ソフトバンクのロボットとして話題をさらった「Pepper」(関連記事)と違い、市販される予定はなく、V-Sido OSの特長をわかりやすく伝えるための展示やプレゼンテーション用途に使われるという。動作を動画で撮影したので、ぜひチェックしてほしい。

 なお、ソフトバンクとPepperを共同開発した仏アルデバランに関しては、「グループ会社として様々な連携をしていきたい」(吉崎氏)としたほか、技術的にはアルデバラン製のロボットはV-Sido OSに対応可能だとした。吉崎氏によれば、具体的にどこが……という点こそ明らかにされなかったものの、V-Sido OSの機能の一部はPepperにも実装されているとのことだ。

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