中国Xiaomi(シャオミ)は5月15日、同社初のAndroidタブレット「Xiaomi Mi Pad」を発表した。7.9型の画面を搭載、プロセッサにはNvidia「Tegra K1」を採用し、価格は1499元(約240ドル)。スマートフォンで確立した”高品質、エレガントなデザイン、低価格”をタブレットにも持ち込む。
Mi Padは解像度2048×1536ドットの7.9型画面を搭載、Nvidiaが1月に発表した「Tegra K1」を搭載した。2.2GHz動作で192コアGPUを搭載する。メインに8メガピクセルカメラ、サブに5メガピクセルカメラを搭載、microSDカードにより最大128GBまで拡張できる。
RAMは2GBでストレージは16GBまたは64GBを用意、価格はそれぞれ1499元(約240ドル)、1699元(約272ドル)となっている。OSはAndroid 4.4で、XiaomiのAndroidスキン「MIUI」を搭載する。色はピンク、イエローなど5色を揃えた。
Xiaomiのサイトでは具体的な発売時期を明かしていないが、Reutersによると6月中旬にテスター向けに提供を開始、その後一般提供となるという。Xiaomiはシンガポールなど中国外にも進出しているが、提供地域についても公開していないという。
Reutersはまた、Xiaomiが高品質感を出すべくシャープ、ジャパンディスプレイといった日本のメーカーからデバイスを調達している点にも触れている。なかでもシャープはMi Padの液晶のサプライヤーだとされている。
Xiaomiでは同じ7.9型のApple「iPad Mini」との比較として、UX、CPU、RAMなどの性能を調べるベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」の結果を紹介している。Retina画面を搭載したiPad Miniはスコアが28555だったが、XiaomiのMi Padのスコアは41801だったとのことだ。