車でも電車でもタクシーでも移動ルートを検索できる
Googleマップ、移動ルートにタクシー配車サービスUberも選べる大幅アップデート
2014年05月08日 18時10分更新
モバイル版(AndroidおよびiOS版)のGoogleマップは5月7日にメジャーアップデートされ、自動車ナビとして利用する際には進路・車線変更の指示、オフライン利用のためのマップのローカル保存、タクシー配車アプリUberへの対応などが追加装備された。
自動車での経路探索・ナビの機能では、単なる交差点を右左折するという指示だけでなく車線の変更(対応地域・道路にもよる)が可能になった点や、別のルートへの変更も簡単になった。電車などの公共交通機関を利用する際には乗り換え時の徒歩接続歩行時間、次発の電車・バスが表示される。
移動先でネット接続環境が悪いことも考慮され、目的地周辺のマップをローカルに保存する機能も追加されたほか、マップで検索した場所や保存した場所を[クチコミを書く場所]のリストとして登録できるようになった。
興味深い点はタクシー配車アプリ「Uber」とリンクしたことで、アプリをインストールしておくと対応する都市であればGoogleマップからアプリを起動できる。Googleマップが特定のアプリや企業に配慮することは珍しく、今度このような企業を増やすのかどうか注目される。
車での移動、電車移動、Yelpのようなクチコミ店舗情報、さらにはUberとの提携と、全方位的な隙のないサービスの拡充となった。これまでにもさまざまなサービスや機能を追加してきたGoogleマップだが、今回のアップデートでさらに他を寄せ付けないものになった感がある。