
「Internet Explorer」のバージョン情報画面
米マイクロソフトは5月1日(米国時間)、ブラウザー「インターネット・エクスプローラー(IE)」の脆弱性に対処するセキュリティ更新プログラムを公開した。
同社が4月26日に発表した警告によれば、新たに発覚したIEの脆弱性が悪用された場合、第三者にユーザー権限を取得されるなどの攻撃を受ける可能性があるという。
これに対し多くのユーザーや企業がセキュリティ対策に慌てふためく世界的な騒動となったが、今回公開された更新プログラムにより脆弱性が修復される。
更新プログラムの適用対象は、IEのバージョンが6.0~11、OSは最新のWindows 8.1 UpdateからWindows XPまで。同社はWindows XPのサポートを4月に終了しているが、終了後間もなかったことから例外的に更新プログラムの提供を決めた。
IEには自動更新プログラムが設定されており、今回の修正もユーザーによる更新作業は必要ない。(自動更新を無効にしている場合は、Windows Updateを利用して更新するか、自動更新を有効にする必要がある)
自身のIEが更新を適用しているかチェックする方法は以下の通り(IE 11の場合)。
- IE右上のツールアイコン(歯車)をクリック
- 「バージョン情報」をクリック
- 更新バージョンが「KB2964358」、もしくは「KB2964444」となっていることを確認
