4~9月の半年間にフィーチャーフォン(ガラケー)またはスマホを購入した携帯端末ユーザーを対象に、MMD研究所が実施したアンケート調査によると、もともとフィーチャーフォンを所有していたユーザーの68.5%がスマホへ乗り換え、31.5%が継続してフィーチャーフォンに買い替えたことがわかった。これにスマホからスマホへの買い替え組も含め、この半年間にスマホを購入したユーザーは全体の82%にのぼった。
スマホを購入したユーザーに対して購入機種を尋ねると、NTTドコモユーザーで最も人気が高かったのはソニーのXperia A SO-04E(26.2%)。しかし、iPhone 5sが15.8%で2位、iPhone 5cが3.8%で6位となり、合計すると19.6%がiPhone最新機種を購入。9月の発売で同調査では販売期間がわずかであるにもかかわらず、トップのXperiaに迫る勢いの人気をiPhone最新機種が得ていることがわかる。
auではiPhone 5が23%のトップで、2位はXperia UL SOL22の12%、3位はiPhone 5sの11%となった。iPhoneは5cが3.9%、4Sが2.1%の割合で、合計するとiPhoneシリーズは40%のシェアを獲得している。ソフトバンクも1位はiPhone 5の51.3%、2位はiPhone 5sの19.8%、3位はAQUOS PHONE Xx 203SHの4%。ほかにiPhone 5cが3.7%、iPhone 4Sが2.9%の割合で、合計するとiPhoneシリーズは76.7%の高いシェアを得た。
以上の主要3キャリアの数値を考慮すると、この半年間はiPhoneシリーズが好調で、NTTドコモを中心に9月以降はiPhone 5s/cがシェアを大きく拡大している状況がうかがえる。月刊「アスキークラウド」創刊2号(10月号/8月24日発売)では、「NECカシオ撤退でも普及率は3割未満 第2次スマホバブルがやってくる」と題した特集を掲載しているが、他の先進国に比べてiPhoneの勢力が強い傾向の日本において、スマホの普及によりどのようなビジネスチャンスが生まれるか見定めていきたい。
関連サイト
■MMD研究所
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