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オンプレミス用のサーバーアプリケーションを提供

エプソンの印刷サービス「メールプリント」が自社運用可能に

2013年10月21日 15時30分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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10月21日、エプソンはメールを使った印刷を可能にする「メールプリント」のサービスを社内ネットワーク環境で提供するためのサーバーアプリケーション「メールプリント for エンタープライズ」を発表。2014年2月に発売する。

「メールから印刷」を自社運用で実現

 エプソンの「メールプリント」は、メールを使って対応プリンターに印刷できる無料のクラウドサービス。PCやスマートフォンから印刷したいファイルをメールで送れば、Epson Connectサーバーを経由し、遠隔のプリンターから出力することが可能だ。専用アプリを導入しなくとも、メールを利用できる端末であれば簡単に出力できるため、FAX代わりに利用しているユーザーも多いという。

無料のクラウドサービス「メールプリント」

 今回発表された「メールプリント for エンタープライズ」は、このメールプリントを企業内で利用するためのオンプレミス版のWindows Server用アプリケーションになる。メールプリント for エンタープライズを導入したWindowsサーバーを社内ネットワークに設置し、メールの送受信を可能にすれば利用可能。メールアドレスを個別に割り当てることで、プリンターを指定して印刷したり、多拠点に一斉配信・印刷することができる。対応のファイルフォーマットは、Microsort Word(doc、docx)、Excel(xls、xlsx)、PowerPoint(ppt、pptx)、Adobe PDF、 JPEG、GIF、TIFF、BMPなどの画像ファイル、メール本文(テキスト/HTML)などとなっている。

メールプリント for エンタープライズの利用形態

 新たにメールを一時的にサーバーに保管し、ログイン認証後に印刷を実行する「プルプリント」がサポートされる。プルプリントを利用することで、外出先から印刷を実行しても、プリントの取り間違いや放置プリントを防げるという。「たとえば、本部の人が出張前にファイルを送っておき、現地で部数やモノクロ/カラーなどを指定して印刷できる」(セイコーエプソン 機器ソフトウェア 企画設計部 部長 中村一男氏)。さらに、割り付け印刷と両面印刷が可能になり、従来のビジネスインクジェットプリンターに加え、新たに同社のページプリンターでも対応する。

セイコーエプソン 機器ソフトウェア 企画設計部 部長 中村一男氏

 従来のメールプリントに関してはクラウドサービスという形で提供されていたが、メールプリント for エンタープライズを使うことで、社内ネットワークでセキュアな運用ができる。発表会で登壇したエプソン販売 取締役 販売推進本部長 中野修義氏は製品開発の背景について、「お客様から業務要件にあった形で運用したい、自社のセキュリティ基準で使いたいという声をいただいていた」と説明した。

エプソン販売 取締役 販売推進本部長 中野修義氏

 メールプリント for エンタープライズの価格は、プリンター5台分ライセンスを含む基本システムが10万円から。オプションとして、登録するプリンター数に応じた「ライセンスパック」や、ユーザー管理を行なう「ディレクトリーサービス」と連携する「ディレクトリーサービス連携オプション」(Active Directory、LDAP対応)を用意する。なお、導入2年目以降は、年間ライセンス料金が必要となる。

 メールプリントで展開していたFAXのリプレースを軸に、多店舗展開する飲食業や小売業、セキュリティや通信コストを重視する文教・官公庁、スマートデバイスの利用が増えている外勤営業などのユーザーに対し、メールプリント for エンタープライズを展開していくという。

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