米Amazonは現地時間の10月8日、決済サービス「Login and Pay with Amazon」の提供を開始すると発表した。
Login and Pay with Amazonは、Amazon以外のサイトの代金・料金をAmazonのアカウント経由で支払うサービス。米Amazonでは、今年の5月29日よりシングルサインオン機能「Login with Amazon」を提供していたが、今回のサービス開始により支払いも可能になった。
サイトを運営する企業側は、Amazonが提供するAPIを利用して、Pay with Amazonボタンを埋め込む。APIの認証方式には、OAuth 2.0を採用した。
ユーザー側は通販サイトなどに設置された「Pay with Amazon」ボタンをクリックすることでAmazonのアカウントにログインし、決済を実行できる。詳細は、payments.amazon.comを確認してほしいとのこと。
同社のAmazon Payments担当副社長トム・テイラー氏はこのサービスについて「我々は2億1500万以上の顧客を持つ。企業は、Login and Pay with Amazonを導入することで何百万という我々の顧客を、自社の顧客として迎えられる」(抜粋)と述べた。
導入が進めば、名前や住所、クレジットカードなどの個人情報をサイトごとに登録する必要がなくなり、アマゾンのアカウントに一元化できる。セキュリティ面でも、管理の楽さという意味でも、ユーザーにとってのメリットは大きい。日本国内での対応にも期待したい。
