PHS+SoftBank 4G対応のAndroidスマートフォンとして、「DIGNO DUAL 2 WX10K」が発表されているが(関連記事)、それ以外にもウィルコムらしい、ちょっと変わった端末も登場している。
あなたのスマホがPHSになる!?
「だれとでも定額パス WX01TJ」
Bluetoothヘッドセット機能を持ち、スマホの通話機能も利用できるPHSをリリースしてきたウィルコムだが、今度は逆の発想。Bluetooth経由で、手持ちのスマホをPHSの受話器として利用しようというのが「だれとでも定額パス」だ。7月下旬発売予定。
見た目はクレジットカードのようだが、実際にはスピーカーとマイクがないPHSそのもので、スピーカーとマイクのはBluetooth接続したスマホを用いる仕組み。スマホ側はAndroid 4.0以上で専用アプリをインストールすればいいだけだ。基本使用料は490円で、「だれとでも定額」の追加も可能。
手持ちのスマホで通話料だけを安く抑えたいユーザー、格安データ通信SIMを利用しているユーザーに魅力的と言えそうだ。
勧誘電話や詐欺電話をブロック
「迷惑電話チェッカー WX07A」
固定回線のモジュラージャックに接続し、ブラックリスト(リストはPHSのデータ通信で定期的に受信できる)からの電話がかかってきた場合、着信をブロックする(着信音も鳴らない)という装置。
またあらかじめ登録しておいた番号からの電話の場合は青く、それ以外の番号については黄色く光る。迷惑な勧誘電話や詐欺に悩まされるお年寄りの家庭などに最適な装置だ。3年契約を前提に、月700円で利用可能(ウィルコムユーザーの場合は月490円)。
PHSでもデータ通信できる!
「AQUOS PHONE es WX04SH」
シャープ初のPHS+3Gスマホ。「DIGNO DUAL 2 WX10K」とは異なり、SoftBank 4Gには対応せずに3G止まりだが、なんとPHS回線でのパケット通信(最大400kbps)にも対応する(PHSについてはテザリングにも対応)。9月中旬発売予定。
なお、長らく延期されていた「イエデンワ2」の発売も7月下旬とあらためて発表されている。