英メディアのフィナンシャル・タイムズ(FT:FINANSIAL TIMES)は現地時間18日、中国のファーウェイ・テクノロジーズ(Huawei Technologies:華為技術)がフィンランドのノキア(Nokia)の買収を検討していると報道した。
ファーウェイのコンシューマー向けビジネス部門を統括するリチャード・ユー(Richard Yu)氏のコメントとして、ファーウェイとノキアの組み合わせは相乗効果を生み、その実現はノキアの意向によるが、ファーウェイはオープンマインドであるという。ファーウェイとノキアはともに電気通信機器大手企業で、両社が手を組むことは、世界の携帯電話・スマホ市場において米アップルと韓国サムスン電子に次ぐ第3勢力の台頭を意味する。
しかし、一方でロイターによると、ファーウェイの副社長ビル・プラマー(Bill Plummer)氏はフィナンシャル・タイムズの買収報道を受けて「has no plans to acquire Nokia(ノキアを買収する計画はない)」と買収を明確に否定。ノキアからもコメントが得られてないと報じている。ユー氏の暴走にプラマー氏がブレーキをかけたような形だが、果たして真相はいかがなものか、今後の動向を注視したい。

Interop Tokyo 2013でのファーウェイブース
