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「DiXiM」&iPhone/iPadでパナソニック「DIGA」を使いこなす 第1回

iPhone/iPad&「DiXiM」で「DIGA」が生まれ変わる!

2013年05月06日 11時00分更新

文● 海上忍(@u_shinobu

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 日本のビデオレコーダーやテレビに多く採用されているネットワーク機能「DLNA」は、著作権保護技術「DTCP-IP」とともに運用することで、著作権保護されたデジタル放送などのコンテンツの視聴を可能にする。これまでは管理団体の方針により、特別な対策を施した機器でなければ製品化できなかったが、昨年に事態が一変、iOSデバイスでもアプリの追加だけでDLNA/DTCP-IP視聴環境を用意できるようになった。

 ここに採り上げる「DiXiM Digital TV」は、iOSデバイス向けDLNA/DTCP-IP視聴アプリでは後発となるが、開発元の実績などから本命視されているもの。今回から3回にわたり、パナソニックのビデオレコーダー「DIGA」(ディーガ)と組み合わせた利用を中心に、その機能を紹介していこう。

DiXiM Digital TV App
価格1000円 作者DigiOn
バージョン1.0.1 ファイル容量4.7 MB
対応デバイスiPhone 4S以降、iPod touch(第5世代以降)、iPad 2以降、iPad mini 対応OSiOS 5.1.1以降

「Twonky Beam」とはココが違う!

 「DiXiM Digital TV」は、福岡に拠点を置くデジオンが開発するDLNAクライアント(DMP)。ビデオレコーダーなどDLNAサーバー機能(DMS)を持つ機器にネットワーク経由で接続し、動画や静止画、音楽を再生できるアプリだ。WindowsやAndroid、他社製品への組み込みソフトとして豊富な実績を持つDiXiMシリーズのiOS版であり、そのノウハウが生かされている。

 対応するiOSデバイスはiPhone 4S以降とiPad(第2世代以降)、iPad mini、iPod touch(第5世代)。ファームウェアはiOS 5.1.1以降をサポートする。DLNA/DTCP-IPを利用するために無線LAN環境(IEEE 802.11a/g/n)と、ライセンス認証用のインターネット接続環境が必要だ。App Store価格は1000円に設定されている。

 なお、同等の機能を持つiOSアプリとして、昨年リリースされた「Twonky Beam」がある。DiXiM Digital TVは後発であり、Twonky Beamとの比較を避けられない存在だ。まずは、このふたつの製品の機能差に注目してみよう。

録画済番組/チャンネルのリストを表示しながら再生できる

iPadを利用した縦表示の場合限定だが、画面下半分にWebブラウザーを表示しながら視聴することも可能

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