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マカフィー、企業向け戦略「セキュリティコネクテッド」を強化

2013年02月20日 20時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 マカフィーは「Security Connected(セキュリティ コネクテッド)」戦略を今後さらに強化する方針を発表した。「McAfee Security Connected(マカフィー セキュリティ コネクテッド)」は、セキュリティ製品とサービスの連携により企業を最新の攻撃から保護するためのフレームワークだ。

 企業が多数のテクノロジーを個別に導入すると、セキュリティに隙間が生じ、コンプライアンス違反が発生したり、攻撃にさらされるなどのリスクがある。昨年はFlameやShamoonなどのマルウェア攻撃によって個別のセキュリティ対策によるアプローチには脆弱性があることが明らかになった。また、複数のセキュリティコンソールおよび多数のポリシーや規則、継続的な更新といった管理業務が日常的なコスト増大の要因となっている。

 Security Connectedは、グローバル脅威情報サービスと統合した、拡張性のあるフレームワークによってネットワークとエンドポイントを一元化、あらゆる脅威に対して高い可視化を提供し、ビジネスの効率性と予測可能性を向上するとしている。

統合管理

・McAfee ePolicy Orchestrator(マカフィー イーポリシー オーケストレーター)
 高度でスケーラブルなセキュリティ管理ソフトウェア。マカフィーは、1台のサーバーで25万個以上のノードに対応し、1億個以上のエンドポイントで動作するエンタープライズ管理アーキテクチャを業界で初めて市場に投入した。

・McAfee Enterprise Security Manager(マカフィー エンタープライズ セキュリティ マネージャー)
 企業が重大な脅威の特定に必要とするリアルタイムな状況把握およびスピードとスケールを提供する。これにより、インテリジェントな対応と継続的なコンプライアンス監視の確実な実施が可能になるとしている。

インテリジェントなソリューション

・McAfee Network Security(マカフィー ネットワーク セキュリティ)
 総合的なネットワーク防衛のために最適化された管理プラットフォームにより、IPS(不正侵入防止システム)、次世代ファイアウォール、DLP(データ漏えい防止)、ウェブとメールのセキュリティを提供する。

・McAfee Endpoint Security(マカフィー エンドポイント セキュリティ)
 仮想化セキュリティ、モバイルの保護、メールセキュリティ、ホワイトリストテクノロジー、ウェブの安全性、OSCARを超えた階層の保護といった統合的なシステムセキュリティによって、企業がより少ないITリソースでデバイスを最新の脅威から保護できるようにする。

革新的なテクノロジー

・McAfee Global Threat Intelligence(マカフィー グローバル スレット インテリジェンス)
 ウェブサイトの異常な挙動を検知してそのサイトのレピュテーションを事前に調整し、マカフィーのウェブセキュリティ製品がアクセスをブロックして顧客を保護する。

・ハードウェア支援型セキュリティ
 インテルと共同開発した新技術を活用した2種類の製品「McAfee Deep Defender(マカフィー ディープ ディフェンダー)」と「McAfee ePO Deep Command(マカフィー イーピーオー ディープ コマンド)」によって、ステルス技術を利用した標的型攻撃など、OSの階層を超えて動作する脅威から企業を保護する。

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