iPad miniが主題となった今回のAppleの発表会。しかしMac製品のアップデートを受けて、ひときわ話題になっているのが一体型マシン「iMac」の新型です。そのエッジの薄さ5mmの演出には息を飲み、MacBook Airだ、Retina Macだ、とノート型に熱狂しながら騒いできた筆者(わたしです)も財布のひもをほどきかけるほど。Twitterを見ても、同じような反応をしている人が多く、筆者だけではなかった、と一安心しているところです。
7代目のiMac、モバイル時代になぜ欲しくなってしまうのか
iMacはこれまで、ボンダイブルーから数えて7世代の進化を遂げてきました。筆者も、2000年型の2代目、2002年型のランプスタンドもしくは大福型、2007年型のアルミとブラックのツートンと、3台のiMacを使ってきました。
しかし昨今は、MacBook AirやMacBook Proをメインマシンとして使うようになり、iMacを家に置かなくなってしまいました。それだけ、ノート型の性能も高まってきたと言うこと、モバイル前提の仕事の仕方が定着したことが挙げられると思います。
AppleのWebサイトでは、初代から最新型までを並べて、その変化を見ることができるようになっていますが、次々に薄型化していく過程で、最新型はどこか、初代に採用されていた「ブラウン管」の背面の膨らみを取り戻しているように感じます。いや、薄くなり続けてエッジが5mmになってしまった結果、膨らみがより強調されたということでしょう。

Apple公式サイトに掲載された、これまでのiMac。ボンダイブルーを知らない方もいらっしゃる?
現在筆者は、MacBook Pro Retinaディスプレイモデル15インチで、自宅でも仕事場でも、出先でも作業をしています。文書作成、写真や映像編集、スライド作成とプレゼン、そして音楽や動画などのエンターテインメントに至るまで、この1台のMacを使っています。
マシンがMacBook Airであったり、MacBook Proであったり、あるいは他のノートパソコンの場合もあるかも知れませんが、多くの人がノートブック「のみ」をメインマシンとして利用するようになりました。その中で、なぜiMacにこれほどまでに惹かれたのでしょうか?
そこで、新型iMacが欲しい3つの理由を考えてみました。
All images from Apple Inc.
