10月22日、富士通はWindows 8を搭載する企業向けPCの新製品12シリーズ23機種を発表した。
富士通は10月19日に家庭向けPCを発表しているが、こちらは9シリーズ19機種で、今回の企業向けPCのラインナップの方が数が多くなっている。
今回発表されたのは、企業向けノートPC「LIFEBOOK」とタブレット「STYLISTIC」、デスクトップPC「ESPRIMO」、PCワークステーション「CELSIUS」の新モデル、そして防水タブレット「ARROWS Tab Wi-Fi」など。
家庭向けPCと異なり、「Windows 8 Pro(64bit)モデル」と「Windows 7 Professional SP1(32bit)モデル」が提供されるほか、Windows 8利用を検討中のユーザー向けに「Windows 7 Professional (64bit版)SP1(Windows 8 Proダウングレード)モデル」も用意する。これは、Windows 8の利用権も持ったWindows 7搭載製品で、後からWindows 8へのアップグレードが行なえる。これにより、ユーザー現在のビジネス環境やビジネスプランにあわせた端末の選択が可能になるとしている。
タブレット製品が充実のラインナップ
新製品の1つ企業向けタブレット「STYLISTIC Q572/F」は、AMDのグラフィック機能統合CPU「AMD Z-60 APU」を搭載し、薄さ13.6mm、重さ約748gの薄型軽量ボディを実現したスレート型(キーボードレス)タブレット。指紋センサーとスマートカードスロットを標準搭載し、セキュリティチップや暗号化機能付フラッシュメモリディスクなどをBTO対応するなど、セキュリティ機能も充実している。価格は9万800円からで、提供時期は11月下旬だ。
前出の防水(IPX 5/7/8)/防塵(IP 5X)タブレット「ARROWS Tab Wi-Fi Q582/F」は、Atom Z2760搭載で薄さ9.9mm、重さ約574g。Windows 8搭載防水タブレットとして世界最薄の軽量ボディを実現しているという。
バッテリー駆動時間は最大約10.5時間と長く、斜めからでもくっきりキレイな広視野角のIPS液晶を採用するなど、屋外での利用も快適としている。
また、キーボードも搭載するコンバーチブル型タブレットのラインナップも一新し、12.5型ワイド(1366x768ドット)液晶の「LIFEBOOK T732/F」、13.3型ワイド(1600x900ドット)液晶の「LIFEBOOK T902/F」が提供される。両機種ともCPUに第3世代Coreプロセッサー(Ivy Bridge)を搭載しながら、従来より薄型・軽量化を実現している。