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【SMX Advanced 2012】 "You & A With Matt Cutts" レポート

2012年06月06日 18時54分更新

記事提供:SEMリサーチ

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ただいま米国・シアトルで開催中のSMX Advanced 2012より、米Google Matt Cutts氏が登壇したキーノート "You & A With Matt Cutts" の内容を簡単にお伝えします。話し手はMatt Cutts氏、()は私が補足。Paid Inclusion の話など一部聞いていなかった箇所を省略しています。

ペンギンアップデートはペナルティではない

ペンギンアップデートは、ウェブスパムを取り除くためのアルゴリズムの調整である(Googleはキャリブレーション calibration と表現)。Panda Updateは低品質なコンテンツを取り除くための取り組みとして行ったが、まだ多くのスパムが残っていることを確認した。ペンギンアップデートはこうした(スパムを取り除く)試みだ。200以上あるシグナルのうちの1つという扱いになる。

これはペナルティではない。ペナルティというのは、手動で(ランキングを調整する)対応(manual action)を行う場合のことを指す用語だ。ちなみに現在Google社内(googleplex)ではペナルティという用語を用いていない。「アルゴリズム」(でランキングを調整する)か、「手動対応」のいずれかだ。

Googleが手動対応を行った場合(つまりガイドライン違反に該当するサイトの順位を調整した場合)、ほとんどの場合でGoogle Webmaster Toolsにて通知を行っている(だからすべてのウェブマスターはGoogle Webmaster Toolsを開設すべき。費用はかからない)。


ペンギンアップデートは再審査リクエストの受付対象外


上記で触れた通り、ペンギンアップデートはランキングアルゴリズムによる(自動的な)調節によるもの。従って再審査リクエストは意味をなさない(再審査リクエストによる手続きは手動対応によりランキングが下落している場合に限定される)。


ブログネットワークはもはや効果がない


我々Google は強固なアクションをとった。サイトワイドリンクやテンプレート的なリンクはもはや効果がない。ある種のスパムテクニックはお金の無駄使いだ。


無効にしてほしいリンクをGoogleに通知する機能を検討


Negative SEOについて多くの人が質問をしてくるが、サイトワイドリンク(※サイト全体からターゲットサイトにリンクを張ることを指す)を無視しないのか?とのサリバン氏の質問に対し、単に無視するだけならウェブマスターはスパム的な手法を継続することになってしまう。そういう(ブラックハットなSEOに手を染める)行動そのものを抑制するためにも、だ。


ペイドリンク(Paid links、有料リンク)はハイリスキー


良いことではないのにリンクを販売し続ける輩がいる。それがSEOの評判を悪くした側面もあるだろう。もしGoogleがそうした(リンク購入及び販売)サイトをインデックスから外せば、その行為の継続が何の成果も生み出さないことを明らかにするだろう。SEO会社に、5〜7年前と比べてSEOが難しくなっているかどうか聞いてみよう。彼らはきっとイエスという。リンク購入行為はリスキーであることを認識してほしい。Googleはリンクを購入するユーザーやブログネットワークを検出するためのツールを継続的に改良している。あなたは慎重にリンクを購入したつもりかもしれない、証拠も残していないとあなたは思い込んでいるかもしれないが。

※ (渡辺注)7年前=2005年当時と比較したら遙かに難しい


アフィリエイトサイトへのリンクは危ないの?


Googleとしては適切にリンクを処理できるようにしているが、心配ならnofollow をつけてリンクして。


GAデータとbounce(直帰率)について


GoogleウェブスパムチームはGoogle Analyticsのデータを参照していない。ランキングにデータを使っていない。一部で直帰率(bounce rate)がシグナル(ランキングのてがかり)として用いられているという話があるが、それは違う。ユーザーがすぐに探し求めていた回答を見つけた場合もある。


オーガニッククエリの何パーセントがセキュア(not provided)なのか?


米国トラフィックの数%で、世界に展開している。

(渡辺注:日本のデータを見る限り、数%というのは正しくない)


なぜGoogle AdWordsのキーワードデータはセキュアでないの?


もしSSLでセキュアにして検索キーワードデータを参照できなくなると、どの広告主もexact match で大量にキーワードを登録してしまう恐れがあるから。データベースが巨大になりすぎる(だからSSLでセキュアにしない)。ただ決定は変わることも。


リッチスニペットスパムはどうなの?


リッチスニペットの乱用をしているサイトがあれば、検索順位を下げることもある。


自分のサイトに貼られたスパムリンクをすべて取り除けない。どうしたらいいんだい?


ウェブマスターがどれだけ努力したかという点は重要だ。Google は再審査リクエストを受けた際にランダムにリンクをサンプル抽出して、その多くの除去を確認することができたら努力を認める。我々もそれが難しい事柄であることは理解している。


ペンギンアップデートのペンギンという名前の由来は?


コードネームが、それがどう作用するかのヒントを与える(情報を与えすぎてしまう)こともあると考えて、開発者が選んだ。今回はホワイト(ハット)、ブラック(ハット)、パンダがあったのでペンギンにした。


Google+とSEOについて


まだGoogle+データはクオリティシグナルとして十分ではない。Google+はポテンシャルがある。


なぜWordPressはあらゆるWPブログのフッターからリンクもらってるのにペナルティ科されないの?


多くのものは品質の良いサイトから来ているから。WordPress MUは低品質なサイトからのリンクが多い(だからペンギンアップデートのダメージ受けた)。

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