実質ゼロ円の機種で金銭的負担を軽減しよう!
スマホ初心者特集の最終回は「いかに安くAndroidスマホを持つか?」についてお伝えしよう。
Androidスマホを安く買うにはどうすればいいのか。まずはシンプルに考えてみよう。値段を見て、本体価格が「実質ゼロ円」または「実質ゼロ円」に限りなく近い機種を選べばいい。同じ機種を2年間使い続けるという条件(2年契約)があるが、本体価格は差し引きゼロ円になる。
とはいえ、「実質ゼロ円」というのは本体価格が無料という意味ではない点に注意しよう。「本体価格は必ず支払う必要がある。が、購入した機種を2年間使い続ける契約をすると、機種ごとに毎月決められた金額を割り引いてもらえる。なので購入した機種を2年間使うと、結果的に本体価格を負担しなかったのと同じことになる」という意味だ。
実質ゼロ円の機種は大手量販店などの店頭でも探せるが、各携帯電話会社(キャリア)のオンラインショップの方がじっくり比較できて探しやすい。機種にこだわらなければ、割引金額の多いおトクな機種を購入できる可能性が高くなる。
ドコモの割引例
auの割引例
ソフトバンクの割引例
狙い目は携帯電話会社の乗り換え
「加入中のキャリアに欲しい機種がない」「欲しい機種はあるが、本体価格が高い」という場合は、キャリアの乗り換えを検討してみよう。一般的に現在契約中のキャリアで機種変更するよりも、携帯電話番号をそのままで他のキャリアに移行できるMNP(Mobile Number Portability)や新規契約でキャリアを変更した方が毎月の割引金額が多くなり、経済的な負担が軽くなることが多い。
例えば、Xperia acroはドコモで機種変更すると本体価格は実質約2万3000円になるが、MNPでauに乗り換え「誰でも割」に加入すると、実質ゼロ円になる。合計で約5000円ほどかかるMNP手数料や、ドコモの2年契約を解除することによる約1万円の解約金を差し引いたとしても、キャリアを乗り換えた方が約8000円も安いのだ。
また、キャリアの移行をしやすくするキャンペーンも活用したい。とくにドコモへの移行を考えている人は要チェックだ。今年の4月1日までの間にMNPで乗り換えると、月々サポートやチェンジ割の割引金額を約2万~5万円も上乗せしてくれる(2年間利用した場合)。機種によっては割引金額の合計が本体価格を上回る場合もある。その場合は本体価格が実質ゼロ円になり、さらに余剰分が毎月の利用料金から割り引かれるというかなりおトクなキャンペーンなので、この機会に活用しよう。
ただし、MNPの最大のデメリットは、これまで利用していたキャリアのメールアドレスを利用できなくなること。逆に言うと、この点さえ妥協できればこれからもMNPで安くAndroidスマホを購入しやすくなる。本特集の第1回でも述べたが、この機会にキャリアのメールアドレスを卒業し、Androidスマホと相性のいいGmailに乗り換えることを提案したい。
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