たくさん種類あって悩ましいAndroid
選択の決め手は?
スマホ初心者特集の第2回は、「どのAndroidスマホを買えばいいか」についてお伝えする。
2012年になってから発売・発表されたAndroidスマホは約30機種にも上る。過去に発売された機種を含め、現在各キャリアから購入できる機種は80種類以上もあるのだ。第1回で述べたように、1年前と比べて、全体の完成度が底上げされ、高機能機種でなくてもキビキビと動作するのが当たり前になった。なので、基本的にどの機種を選んでも「ハズレ」ということはないだろう。それでは、いったい何を基準に選べばいいのだろうか?
CPUや画面サイズなど変更がきかないものを最優先にする
スマホはケータイよりもパソコンに近い。詳細なスペックがよく分からなければ、とにかくCPUとディスプレーに注目しよう。というのも、OSや外見などは何らかの方法で変更や強化、バージョンアップできる場合が多いが、CPUとディスプレーはあとで入れ替えたり、強化したりは基本的にできないからだ。
似たような機種で迷ったら、なるべく数字の大きい高性能な機種を選択しておけば間違いない。具体的にはCPUなら1.2GHz以上のデュアルコア、ディスプレーなら4型(480×854ドット)以上は欲しいところ。スペック表のこの2項目は意味がわからなくても必ずチェックしておこう。もしくはショップの店員さんに「デュアルコアですか?」「画面は何型ですか?」と質問するのもいいだろう。
と言っても、自分の操作に対しキビキビと反応するか、ディスプレーが見やすいかは個人差が出やすいので、購入前には必ず店頭に足を運び、納得いくまでチェックしよう。
テンキー搭載機種は必要か否か?
ケータイからスマホに乗り換えを検討している人で、一番頭を悩ませているのが操作方法の変化だろう。基本的に前者はテンキー入力、後者はタッチパネルを使い物理キーがほとんどない。それでも、今使っているケータイのように使いたいという人には、テンキー搭載の機種がオススメ。とくに「INFOBAR C01 by iida」は片手で握れるほどスリムながら、個々のキーが大きく、メールをよく書く人にピッタリのモデルだ。
テンキーへの要望は高いのか、各キャリアからテンキーモデルが数種類発売されている。しかも、テンキー搭載と言ってもさまざまなデザインがあるので、下記にまとめたので参考にしてもらいたい。
- ストレートタイプ
- au INFOBAR C01 by iida/タッチパネル+テンキー+ストレート型とスマホながらケータイに原点回帰
イー・モバイル smart bar S42HW/3型タッチパネルと、51×133×10.5mmというスマートさが特徴 - 縦スライドタイプ
- ドコモ AQUOS PHONE slider SH-02D/ケータイに多かったスライド式キーボード搭載モデル
au AQUOS PHONE IS14SH/AQUOS PHONEのau版。ディスプレーも3.7型と大きい
ソフトバンク AQUOS PHONE THE HYBRID 101SH/縦スライド式で本体が丸みをおびたデザインなので持ちやすい - 二つ折りタイプ
- ソフトバンク AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH/二つ折りのコンパクトさと独自UIが魅力
テンキー搭載のAndroidスマホは、よく利用する機能の呼び出し方がケータイと共通なことが多いので、初心者にありがちな「スマホは操作がわからない!」と困ることも少ない。電話をかける/切るのほか、メールやブラウザー/電話帳/着信履歴を開く場合は、ケータイと同様にキーを押せばいい。スマホはタッチパネルに慣れるまでが大変そうだと敬遠している人も、テンキー搭載機種ならスムーズに買い替えられるだろう。
