連載第3回は「ALIENWARE M17x プラチナ」のデザインや便利なギミックなどを中心にレビューをお届けした。第4回では、スペックやハードウェア面について紹介していきたい(目次はこちら)。ALIENWARE M17xは、CPUに4コアのSandy Bridge、3D立体視対応の環境も選べる、Radeon HD 6000Mシリーズの最上位も搭載可能など、ノートPCとして最高峰といえるスペックを実現できるのが大きな魅力だ。
ALIENWARE M17x | |
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パッケージ名 | ALIENWARE M17x プラチナ |
直販価格 | 22万9980円(2012年2月6日現在) |
CPU | Intel Core i7-2860QM(2.50GHz) |
メインメモリー | 8GB(最大24GB) |
ディスプレー(最大解像度) | 17.3型ワイド(1920×1080ドット) |
グラフィックス機能 | AMD Radeon HD 6990M(2GB) |
ストレージ | 500GB HDD(毎分7200回転、SSD Hybrid HDD) |
光学式ドライブ | Blu-rayコンボドライブ |
インターフェース | USB 2.0端子×2、USB 2.0/USB 3.0コンボ端子×2、eSATA/USB 2.0コンボ端子、HDMI 1.4出力端子、HDMI 1.3入力端子、miniDisplayPort端子、アナログRGB端子 |
本体サイズ/重量 | 幅405.89×奥行き321.31×高さ51.31〜53.59mm/5.3kgから |
ALIENWAREノート初、
NVIDIA「3D Vision」で3D立体視に対応
ALIENWARE M17xといえば、2009年にALIENWAREブランドが日本に初上陸した際に投入されたモデル。それから2年以上が経過し、着実にスペックアップを重ね、現在は第3世代となっている。2012年の2月現在、フラグシップモデルの座はGPUを2基搭載できる「ALIENWARE M18x」に譲っているものの、最新のCPU/GPUや機能をいち早く盛り込み続け、ゲーマーをウキウキさせるその姿勢は少しも変わっていない。
それを象徴しているのが、ノートPCのALIENWAREシリーズで初めて3D立体視(NVIDIAの「3D Vision」)に対応したことだ。BTOにて、GPUとしてNVIDIAの「GeForce」シリーズ、またディスプレーに「17.3インチ 120Hz駆動 3D対応 フルHD」を選ぶ必要があるものの、多くのゲームが対応している、3D Visionによる3D立体視の楽しみが得られる。
なお、3D Vision対応ゲームについてはNVIDIAのウェブサイトで確認ができる。すでに数百本が対応しており、その3D立体視の有効具合を5段階のレーティングで示しているため分かりやすい。
リフレッシュレートが120MHz駆動のディスプレーは、3D立体視だけではなく、ゲームプレイにおいても大きな効力を発揮する。
リフレッシュレートとは、簡単にいえば画面の書き換え速度を意味しており、通常の液晶ディスプレーでは60MHzとなっている。120MHz駆動となれば、単純に2倍もゲーム画面の動きが滑らかになるということ。ALIENWARE M17xのようなハイエンドPCでは、3Dゲームのプレイにおいて、1秒間にフレームレートが60を超えることも珍しくない。
しかし、リフレッシュレートが60MHzのディスプレーは1秒間に60回しか画面の書き換えができない。つまり、60以上のフレームレートは描画しきれず、せっかくのハイスペックがムダになってしまう。その点、120MHz駆動ならば、60以上の高いフレームレートもきっちりと表示できる。それが動きの滑らかさにつながっている。
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