ネットワークに接続し、外出時でもiPhoneを使って複数の家電を操作できるという、高機能な学習リモコン「iRemocon」(型番:IRM-01L)が秋葉原の複数のショップに入荷した。本製品はグラモから7月に発売されたものだが、実際に店頭での取り扱いを確認したのは初めて。
iRemoconはルーターに接続することで、iPhoneの専用アプリを介して外部から家電のリモコン操作を可能にしたネットワーク接続型学習リモコン。最大1500件までのリモコンコードを登録することができる。
外部からの使用時には「iRemocon SITE」での会員登録(無料)が必要。具体的にはiPhoneの専用アプリから「iRemocon SITE」を経由し、自宅のiRemocon本体から登録したリモコンコードが家電に送られる仕組みになっている。もちろん3G回線からでも使用できるため、ネットワークに接続できればどこからでも家電を操作できる。問題があるとすれば、実際に家電が動作したのかという確認が専用アプリ単体では不可能なこと。Webカメラなどと連動させるなど、ユーザー側での工夫が必要になるだろう。
本体には確実な家電コントロールを可能にするため、「超強力広角赤外線LED」を採用。赤外線が届きにくい場合を考慮し、オプションで赤外線LEDケーブルを接続することも可能だ(最大2個。付属せず)。対応端末はiPhone 4/4S、iPhone 3G/3GS、iPod touch(第3、4世代)、iPad、iPad 2。現状ではiPhoneのみの対応となるが、Androidへの対応も検討中とのこと。サイズは幅124×奥行き42×高さ85mmで、重量は約123g。製品にはACアダプターとLANケーブルが付属し、価格は2万4800円。フェイス秋葉原本店やTWOTOP秋葉原本店で販売している。
ちなみに代理店関係者の話では「家造りと連動させることでスマホで家中の家電を操作したり、電力を管理する『電力の視える化』などにもつなげたい」とのこと。現状では現実的な用途としてはエアコンの操作などに限られるが、近年でスマホの普及が一気に広がったこともあり、将来性のある分野なのかもしれない。