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Web制作に効くペルソナマーケティングの手法

2011年12月13日 11時00分更新

文●アンティー・ファクトリー

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 ペルソナ(persona)はラテン語で、人、人格などのこと。ペルソナマーケティングとは、キャンペーンやWebサイトのターゲットとなるユーザー像を明確に規定し、コンテンツの企画やサイト設計などに活用する手法を指します。「20代女性」のような大まかなターゲットではなく、より具体的なユーザー像をチームで共有することで、より的確な施策を検討できます。

ペルソナ策定の基本フロー

 ペルソナマーケティングにおける最初のステップが、ユーザー調査です。アンケートなどの定量調査によってターゲットユーザーをサンプリングし、数名のサンプルに対して実際にグループインタビューを実施します(定性調査)。

 アンケートやインタビューでは、名前・年齢・性別・居住地・職業・年収・家族構成・趣味といった基本的なプロファイル情報から、PCやインターネットの利用状況、ライフスタイルに関することまで細かく尋ねます。こうして得られた情報を抽出・統合して、典型的なユーザー像である「ペルソナ」を作り上げます。

 ペルソナはクライアント企業や制作者にとって都合の良い勝手なイメージではなく、さまざまな調査による事実を積み重ねて具現化した架空のユーザー像です。ペルソナは、プライマリー(主要対象ユーザー像)、セカンダリー(二次対象ユーザー像)などいくつか作成することもありますが、多くは2つか3つで十分でしょう。

ペルソナがWebマーケティングに有効な理由

 ペルソナマーケティングが有効な理由として、ユーザー心理を把握できることがあります。ターゲットユーザーのライフスタイルや価値観、モノの考え方などのデータを規定しておくことで、ユーザーが何を求め、なぜ特定の行動をとるのかが見えてきます。

 次に、コンテンツの精度を向上できることが挙げられます。典型的なユーザー像であるペルソナにあわせてコンテンツを用意できるため、ユーザーニーズにもっともマッチする体験を提供できます。

 ペルソナが制作メンバーやクライアント企業の担当者の「よりどころ」となる効果も少なくありません。メンバーそれぞれのイメージや意見ではなく、ペルソナ自身の思考やニーズをもとに判断することで、プロジェクトの進行や議論にブレがなくなり、結果として全体のクオリティが向上します。

 ただし、客観的なデータが得られず、想像・仮説だけでペルソナを作り出してしまうと、全体が大きく迷走してしまう危険もあります。ペルソナの策定に十分なステップを正確に踏むことができない場合、別のマーケティング手法を検討する慎重さも必要です。

著者:アンティー・ファクトリー

アンティー・ファクトリーはWeb戦略だけでなく、タッチパネルやスマートフォンなどの各種インターフェイス・アプリケーション開発、次世代広告コミュニケーションの設計や開発を行っています。ワールドワイドなクリエイティブを展開し、発展しつづける会社です。

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