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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第52回

iPhone/iPadで進化した「GoodReader」を使いこなす技

2011年02月15日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 Dropboxアプリと標準のメールアプリを組み合わせると、ファイルをダウンロードするリンクをメールで送れるが、ファイルそのものは添付できない。しかしGoodReaderがあれば、ファイルを取り込んでメールに添付して送信できるのだ。例えばこれを使うと、外出先でファイルを印刷する際に、セブンイレブンの「ネットプリント」を利用できる。プレゼン先に向かっている間に資料のミスを見つけた場合などに備えて、覚えておきたい技だ。

Dropboxから取り込んだファイルをGoodReaderで選択して、「E-Mail」をタップする

ネットプリントのアップロード用アドレスに送信する。ネットプリントのアカウントはあらかじめ取得して、自分のメールアドレスを登録しておくこと

セブンイレブンのマルチコピー機で「ネットプリント」を選択。予約番号を入力する

外出先でもDropbox内のデータをiPhoneだけで印刷できる

 GoodReaderからクラウドサービスに、データをアップロードすることもできる。Dropbox内のPDFをGoodReaderで編集して、元の場所に保存しておけるのだ。またメール送信を使えば、Evernoteにデータを追加できる。GoodReaderのビューワーからEvernoteのクラウド側へ直接渡すこともできるが、メールを利用すれば追加するノートのタイトルやノートブック、タグなどを指定できるので、その後の手間が省けるのだ。

Dropboxのフォルダーを開いた状態で、右下の「Upload」をタップして、アップロードするファイルを選択する

コピー・削除から圧縮・解凍まで
便利なファイラーとして使う

 iPhoneやiPadはファイルを直接扱えないので、もどかしい思いをすることも多い。その点GoodReaderは、簡易的なファイラーとして使えるのもうれしいところ。iPhoneなら「Actions」、iPadなら「Manage Files」をタップするとファイルが選択できるようになり、操作メニューも同時に表示される。

 この状態では、ファイルのコピーや移動、リネームをはじめ、ファイルをメールに添付したり、ほかのアプリに渡すことができる。フォルダーの作成も可能なので、使いやすいように整理したい。ファイルの数が多くなってきたら、検索機能も活用しよう。iPhoneは虫眼鏡のアイコンをタップ、iPadでは「Find Files」をタップして、キーワード検索ができる。

 特にうれしいのはファイルの圧縮・解凍ができること。メールで校正をもらう場合、ファイルサイズを抑えるために圧縮されていることが多い。そんな時もGoodReaderなら、解凍して注釈を加えたうえで再圧縮して送り返せる。

圧縮ファイルを選択し「Unzip」(赤枠内)をタップすれば、フォルダーが作成されて、中に解凍される

圧縮したいファイルを選択し「ZIP」(赤枠内)をタップすれば、「Archive.zip」というファイルに圧縮される

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