10月25日、NECはItanium搭載の統合エンタープライズサーバー「NX7700iシリーズ」の新モデルを発表。11月下旬より順次出荷開始する。
新モデルは、インテルItanium 9300番台を搭載。性能を従来機から大幅に向上するとともに、新規に自社開発したチップセットの採用などにより、メインフレームと同等の堅牢性を実現した。
ラインナップは、CPUが最大4プロセッサー(16コア)搭載可能な「NX7700i/7020M-16」と最大8プロセッサー(32コア)搭載可能な「同/7040M- 32」、最大16プロセッサー(64コア)搭載可能なハイエンドモデル「同/7080H-64」の3機種。
データ転送時のエラーを高精度で検出するチェック回路を備えた、新規自社開発チップセットを搭載。障害検出機能の強化し、メインフレームと同等の高信頼性・高可用性を実現した。また、CPUとチップセット間のインターフェイス部分にもエラー検出・データ再送機能を搭載し、システムトラブルのリスクを低減したのが特徴。
さらに、HDDやファンなどの各部品をモジュール化し、装置の前面・背面から部品交換に対応。障害箇所や障害原因を迅速に特定可能にする、自己診断・解析機能、詳細ログ採取機能などを強化し、保守作業時間および保守作業時のシステム停止時間を削減できるという。
参考価格(すべて税抜)は、NX7700i/7020M-16が881万2000円から、NX7700i/7040M-32は1752万6000円から、NX7700i/7080H-64が3829万8000円からとなっている。