端末を利用しての海外パケット定額は
上限1980円/2980円の2段階制
KDDIは、2011年3月からau携帯電話/スマートフォンを用いたパケット通信を定額で利用できる「海外ダブル定額」をスタートする。当初の対応エリアはアメリカ(Verizon Wireless)、中国(China Telecom)、韓国(SK Telecom)の3ヵ国で今後順次拡大予定。
海外ダブル定額は国内で「ダブル定額」「ダブル定額ライト」などのパケット割引サービスを契約しているユーザーを対象としており、2段階定額の料金システムを採用している。4万円相当(GSM対応エリアの場合は約20万パケット)までは最大1980円/日で、それ以上については最大2980円/日となる。なおCDMA/GSM対応エリアで利用可能である。
海外で1日980円から利用できる
データ通信端末のレンタルサービス
同社からは「グローバルデータ通信カード レンタルサービス」というサービス名の、海外でのデータ通信に対応した通信機器のレンタルと完全定額制パケット料金をセットにしたサービスも発表されている。
グローバルデータ通信カード レンタルサービスには、ドングル型のデータ通信端末を用いる「USBタイプ」と、モバイルルーター型端末の「Wi-Fiタイプ」の2タイプが用意されている。機器のレンタル料とパケット通信料金を含めて1日単位の課金になっており、au携帯電話を利用しているユーザーの場合、「USBタイプ」は980円/日(非契約者は1280円/日)、「Wi-Fiタイプ」は1280円/日(同1580円/日)。上記料金のほかに525円の手数料が必要なほか、機器を紛失もしくは破損した場合の補償制度として、代金の100%を免責する「補償制度フルプラン」(367.5円/日)、同じく80%を免責する「補償制度ライトプラン」(262.5円/日)が用意されている。
対応エリアはアメリカ、カナダ、中国、韓国、香港、台湾、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、スイス、スペイン、オーストリア、チェコの23の国と地域。
同社のウェブサイト上から申し込み可能で、端末は宅配便または成田空港のカウンターで受け取りが可能である。