“JAXAの真田さん”たちが電子書籍になって登場
小惑星探査機「はやぶさ」が奇跡の帰還を果たしてから4ヵ月あまり。未だその熱狂は冷めやらず、つい先日も「はやぶさ」が小惑星イトカワから持ち帰ったサンプルコンテナ内に微粒子の存在が確認され、話題となったことは記憶に新しい。
そんな中、弊サイトで好評を博した連載『“JAXAの真田ぁ~ず”に聞く 「はやぶさ」7年60億kmのミッション完全解説』を1冊の電子書籍にまとめ、VOYAGERの理想書店にて発売を開始した。価格は368円。
これは、「はやぶさ」帰還日の2010年6月13日から5日間にわたって連載した記事に大幅な加筆修正を加えた完全版とでも言うべきものだ。
2003年の打ち上げ以来、数々の苦難を乗り越え、7年ぶりに奇跡の帰還を果たした日本の小惑星探査機「はやぶさ」。ネット界隈では、幾度も窮地に追い込まれた「はやぶさ」をことごとく救ってみせたプロジェクトメンバーたちを宇宙戦艦ヤマトの登場人物・真田技師長にたとえて惜しみない賞賛を送った。
だが、その“真田さんたち”は実際のところ、何を考え、どのような気持ちで「はやぶさ」と向かい合っていたのだろうか。
連載では「はやぶさ」のプロジェクトを、計画立ち上げ~開発~打ち上げ~小惑星イトカワ観測~タッチダウン~地球帰還~再突入と時系列順に追いながら、それぞれの“決定的瞬間”に居合わせた各メンバーに当時の状況、心境を事細かに語っていただいた。
そして今回の電子書籍化にあたっては、プロジェクトマネージャー 川口淳一郎教授をはじめとするメンバーへの追加インタビューを敢行。連載時と比べてボリュームは倍増している。
一躍ヒーローとなった、“真田さんたち”の生の声を存分にお楽しみいただければ幸いだ。
電子書籍の形式はドットブック(.book)で、PCで読む場合は書籍ビューア「T-Time」、iPhoneで読む場合はリーダーアプリの「理想BookViewer」、iPadで読む場合はリーダーアプリ「Voyager Books」がそれぞれ必要だ。いずれも無料。購入の詳細は理想書店を参照して欲しい。
■登場する「はやぶさ」プロジェクトメンバー
- 川口淳一郎教授 プロジェクトマネージャー
- 藤原顕教授 前プロジェクトサイエンティスト
- 吉川真准教授 プロジェクトサイエンティスト
- 國中均教授 イオンエンジン開発担当
- 安部正真准教授 近赤外分光器開発担当
- 矢野創助教 サンプラー開発担当
- 齋藤潤博士 可視光分光撮像カメラチーム元リーダー
- 寺薗淳也・会津大学助教 AMICAチーム元メンバー及び広報担当
- 橋本樹明教授 姿勢軌道制御系担当
- 澤井秀次郎准教授 推進系・ターゲットマーカ開発担当
- 吉光徹雄准教授 ミネルバ開発担当
- 森本睦子博士 元学生当番・現スーパーバイザー
- 山田哲哉准教授 再突入カプセル開発担当
- 的川泰宣教授 JAXA名誉教授
■概要 | |
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書名 | 「はやぶさ」7年60億kmのミッション完全解説 |
著者 | 秋山文野(あきやま・あやの) |
写真 | 小林伸ほか |
図版 | shigezoh |
協力 | JAXA/ジャンプトゥスペース |
価格 | 368円 |
発行日 | 2010年10月12日 |
発行元 | アスキー・メディアワークス |
配信元 | 理想書店(VOYAGER) |
配信プラットフォーム | PC、iPhone、iPad |
言語 | 日本語のみ |