アプリ開発にSilverlightを用い
ウェブ開発者の領域にも入るWindows Phone
3月15日より「MIX」というイベントが、マイクロソフトにより開催されている。このMIX、本来はウェブ2.0的な動きを追いかけるもので、2007年にはSilverlightの発表が行なわれた。また2007年の同期間の同ホテルでは、MEDC(Mobile Embedded Developers Conference)という、Windows Moible/Windows CEを扱うイベントも開催されていた。
しかし今年はMIXにおいて、Windows Phone 7がテーマの1つとなった。携帯端末用のOSであるWindows Phone 7がMIXでなぜ取り上げられるのか。それはWindows Phone 7のアプリケーション開発には、Silverlightを使うからだ。2007年には別のものとして個別にイベントが開催されていたのに、その3年後には同じイベントで両方を扱うようになったわけだ。
Windows Phone 7は、今年2月にバルセロナで開催されたMobile World Congressで発表され、ASCII.jpでも記事を掲載している(関連記事)。このときには、概要のみで、ソフトウェアの開発環境などに関しては、何も情報が公開されなかった。しかし今回は、開発者向けのイベントであり、ここでWindows Phone 7が扱われるということは開発関連の情報を公開するということになり、注目が集まっていたわけだ。
さて、そのWindows Phone 7については、初日のキーノートとセッションで扱われた。ここでは、このキーノートやセッションでの情報をもとにWindows Phone 7のアプリケーション開発面を中心に話をしていこう。