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五輪開催! PCでデジタル放送をキャプチャーする 第2回

視聴機能で比較する地デジチューナー製品

2010年02月10日 16時00分更新

文● シバタススム

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キーワードによる自動録画が得意
アイ・オー・データ機器「mAgicTV Digital」

 アイ・オー・データ機器の視聴ソフトは、リアルタイム視聴と録画を行なう「mAgicTV Digital」と、番組表や録画した番組のライブラリ機能を持つ「mAgicガイド Digital」の2本から構成されている。詳細は次回で解説するが、特に録画機能が充実しており、キーワードを設定して該当する番組をすべて録画する「おまかせ録画」、外出先からの予約録画「どこでもmAgicTV予約」が便利だ。

mAgicTV Digital

「mAgicTV Digital」。リアルタイムの番組視聴やデータ放送の閲覧、リアルタイム録画の操作が行なえる

 まずmAgicTV Digitalでは地デジがリアルタイムに放送されているウインドウを中心に右側の数字ボタンがチャンネル番号。これはキーボードのF1~F12までのファンクションキーがショートカットとして割り当てられている。

 その隣に音量を上下の丸いボタンで調整する黄色いスライダーとミュートボタンがある。番組のリアルタイム録画や字幕データ放送の切り替えは下に配置されたアイコンボタンから行なう。なお、ウインドウのサイズは右下をドラッグすれば自由に変えることができる。

 右上のヘルプボタンの隣のバルーンボタンを押せば、操作パネルを消してテレビ画面だけ表示するモードに変わる。また、画面上の右クリックでも一通りの操作が可能だ。

mAgicガイド Digital

「mAgicガイド Digital」。録画した番組を一覧で表示し、再生したりBDなどにムーブできる。他にもEPGから取得する番組情報を表示したり、予約録画を設定できる

 実際に使ってみると、上部にチャンネルの局名が表示されるが番組名までは表示されないのが若干残念なところだ。番組情報を確認するためには、mAgicガイドDigitalを立ち上げる必要がある。また、タイムシフトの機能を搭載していないのもやや物足りなさを感じる。

データ放送の操作

画面上にデータ放送用のリモコンを表示してデータ放送の操作が行なえる

 番組表用ソフト「mAgicガイドDigital」は、新聞のテレビ欄のように横にチャンネル、縦に時間という配置になっている。また番組を個別にクリックすると、個別の番組名や詳細が表示されるため使いやすい。番組がジャンル別に色分けされるのも見やすさの向上に一役買っている。

番組表

番組表ではジャンル別に色分けされているのが見やすい

アイ・オー・データ機器の主な製品

3波チューナー&複数カードをサポートする
「GV-MVP/VS」

 PCI Express×1接続の3波チューナーボード、同仕様でUSB接続用として「GV-MVP/VZ」がラインナップされている。アイ・オー・データ機器の特徴としては複数カードの搭載をサポートしている点で、最大8チャンネル分の録画が可能になる。

製品名 GV-MVP/VS
接続タイプ PCI Express×1
受信方式/チューナー数 地上デジタル BS/110度CS ワンセグ
1 1 ×
視聴ソフト mAgicTV Digital
記録メディア対応 DVD BD
DVD-R/RW/RAM BD-R/RE
サイズ(W×H) 125×68.9mm
実売価格 1万5000円前後

ネットブックにも最適な地デジ&ワンセグ
「GV-MVP/HZ3」

 USB2.0接続の地デジとワンセグのハイブリッドタイプ。ミニB-CASを搭載して小型・軽量。またネットブックモードの搭載で、幅広い機器に対応できる。

製品名 GV-MVP/HZ3
接続タイプ USB 2.0
受信方式/チューナー数 地上デジタル BS/110度CS ワンセグ
1 × 1
視聴ソフト mAgicTV Digital
記録メディア対応 DVD BD
DVD-R/RW/RAM BD-R/RE
サイズ(W×D×H) 86×52×29mm
実売価格 1万3000円前後

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