ソニーのBlu-ray Discレコーダー新モデルが登場した。最上位機種「BDZ-EX200」以外は全機種ラインナップを刷新。ラインナップは1TB HDDを内蔵する「BDZ-RX105」(予想実売価格16万円前後)、500GB HDD内蔵の「BDZ-RX55」(同12万円前後)、320GB HDD内蔵の「BDZ-RX35」(同10万円前後)、同じく320GB HDD内蔵の「BDZ-RS15」(同8万5000円前後)となる。
なお、RS15はシングルチューナーで、それ以外の機種はダブルチューナーを搭載。発売日はRS15が2月27日、それ以外は3月6日の予定。
従来機種はMPEG-4 AVC圧縮によりHD画質での8倍(長時間)録画に対応していた。しかし今回発表の全機種で、従来のSD画質記録モードである「ER」(2Mbps)モードをHD画質に変更し、10倍録画に対応した。
またRS15以外は外付けの「スカパー! HD」チューナーと接続することで番組録画が可能。リモコンには新たに「STB」ボタンを配置し、外付けチューナーの操作が可能になった。
なお、新しいリモコンはテレビメーカー各社のテレビの操作に対応。電源のオン/オフや10キー、カーソル操作などがBDレコーダーのリモコンで行なえるようになった。
そのほか、録画された番組だけを携帯デバイスにワンボタンで転送できる「ワンタッチ更新転送」が進化し、「おまかせ更新転送」が追加された。おまかせ更新転送では携帯デバイス側の視聴履歴を参照し、最適な番組のみを転送するとともに、すでに視聴済みの番組をレコーダーに戻す(おかえり転送)。
例えば、携帯デバイスで連続ドラマの第1話を視聴したとする。そのドラマの第2話放送後におまかせ転送を実施すると、(ほかの録画番組よりも)ドラマ第2話が優先的に携帯デバイスに転送されるとともに、第1話はおかえり転送される。
対応するポータブルデバイスは、2008年秋以降に発売された、おでかけ転送対応の「ウォークマン」と、プレイステーション・ポータブル、およびPSP go(ver.6.2以降)となる。
