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秒間7コマ連写が可能なデジタル一眼「α550」登場

2009年09月29日 14時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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α550

「α550」。本体サイズは約幅137×奥行き84×高さ104mm、重量は約599g

 ソニーから、デジタル一眼レフカメラ「α550」(DSLR-A550)の国内販売が発表された。10月22日発売で、予想実売価格はボディのみで9万5000円前後。ズームレンズキット(DT18-55mm F3.5-5.6 SAM付属)が10万円前後、高倍率ズームレンズキット (DT18-200mm F3.5-6.3付属)が14万円前後となる。

 同社は8月下旬に海外で3機種のデジタル一眼レフカメラ(α850/550/500)を発表しているが、α550のみ国内販売を発表した形だ。

左右側面。左側にはHDMI出力やUSB端子、右側(右)にはカードスロット(SDメモリーカードとメモリースティック DUOスロット)を搭載する

 α550は従来のα300系の上位機種の位置づけで、画像処理エンジンに「BIONZ」を、撮像素子には「Exmor」(有効1420万画素CMOSセンサー)を搭載し、高画質化とレスポンスの高速化を実現。光学ファインダー使用時で秒間約5コマ、ライブビュー使用時で約4コマの連続撮影が可能なほか、1カット目の露出とフォーカス位置で固定して連写する「速度優先連続撮影モード」なら秒間7コマの高速連写ができる。また、高感度撮影では「ISO 12800でも実用可能な画質」だという。

液晶モニターはスライド式となっている

 背面液晶モニターは3型(約92.1万ドット)で、α380と比較して色域とコントラストが約2倍となっている。

 光学ファインダーと同じ感覚でピント合わせができる「クイックAFライブビュー」では新たに顔認識機能が利用できるようになった。位相差AFを組み合わせることで、ピント合わせが高速に行なえ、さらにターゲットした被写体の前に障害物が入っても、ピントを合わせ続ける。ソニーおなじみの「スマイルシャッター」(笑顔を検出して自動で撮影)も搭載する。

 また、「マニュアルフォーカスチェックライブビュー」機能も搭載。最大14倍まで画像を拡大して確認できるほか、グリッドラインを表示することもできる。

本体上面

本体上面右側に「マニュアルフォーカスチェックライブビュー」ボタンを搭載

 撮影画像を合成して広いダイナミックレンジでの撮影を可能とする「Auto HDR」(HDR=High Dynamic Range)機能を搭載。処理速度が高速なため、手持ち撮影も可能だという。なお、ボディ内手ぶれ補正機能も進化しており、補正効果が2.5~4段にアップ(α330/380は2.5~3.5段)している。

 そのほか、オートフォーカス性能が向上しており、α350と比較してAF精度、高速化がともに約30%アップ。バッテリーの大容量化と本体の省電力化により、連続撮影枚数も950枚となっている。

標準ズームレンズ「28-75mm F2.8 SAM」(左)とマクロレンズ「DT30mm F2.8 Macro SAM」(右)

 α550の発表に合わせ、標準ズームレンズ「28-75mm F2.8 SAM」(11月発売予定、予想実売価格9万9750円)とマクロレンズ「DT30mm F2.8 Macro SAM」(10月22日発売予定、2万5200円)もリリースされた。

縦位置グリップ「VG-B50AM」(希望小売価格2万6250円)もα550と同時発売となる

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