
「DESIGN IT! Forum 2009 」の様子。企業経営者、大企業のWebマスター、ドキュメント部門の担当者らが参加し、講演の合間にも会場では濃い議論が展開されていた
UI/UXデザインや情報設計からITを考えるカンファレンスイベント「DESIGN IT! Forum 2009」が8月27~28日、東京・北青山のTEPIAホールで開催された。
「企業情報の構造改革:DITA-XML-CMSによるコンテンツマネジメント戦略-」をテーマに開催された本フォーラムでは、技術マニュアルなどで用いられるXML文書の設計手法「DITA(ディタ:Darwin Information Typing Architecture)」を中心に、グローバル企業のコンテンツ管理の事例や活用方法が議論された。
28日の午前には、DITAの共同開発者でもある米Comtech Servicesのジョアン・ハッコス代表が、「情報をマネージするということ―顧客の利益のために―」と題して、コンテンツ管理によるコスト削減と顧客満足度の向上について講演。一度作ったコンテンツ(技術ドキュメントなど)は再利用を徹底すること、顧客がアクセスしやすい情報提供の方法を整え、カスタマイズして提供すること、標準的な文書形式によって効率的に管理すること――などを企業経営者らに訴えた。
