マイクロソフトは6月26日、法人向けに行なっている「Windows 7先行優待キャンペーン」の期間を8月31日までに延長した。これは、Windows XP Professional/Vista Business搭載のPCに対して、安価にWindows 7 Enterpriseへのアップグレードが可能になるキャンペーンで、当初は6月30日で終了とされていた。
Windows 7先行優待キャンペーンは、PCの購入時期によって3つのプランに分かれている。まず、1つ目のプランはこれからVista Business搭載のPCを購入する場合が対象で、「ソフトウェアアシュアランス(SA)」を優待価格1万2000円で購入できるというもの。
SAは、製品の電話サポートや専用ソフトウェアの提供、そして、契約期間中に製品の新バージョンが発売された際の無償アップグレード権が提供されるライセンスだ。マイクロソフトは国内でのWindows 7の発売日を表明していないが(米国では10月22日)、SAの契約期間中に出ることは間違いない。つまり、これからVista Business搭載のPCを購入する場合、1万2000円の追加費用でWindows 7 Enterpriseにアップグレードできることになる。
また、通常はSAに加入していても新OSのインストールディスクは別途購入する必要があるが、本キャンペーンを利用した場合はWindows 7 Enterpriseのインストールディスクが無償提供される。
2つ目のプランは、2008年8月1日以降に購入したWindows XP Professional/Vista Business搭載のPCが対象となる。内容は1つ目のプランと同じで、SAを1万2000円で購入でき、Windows 7 Enterpriseのインストールディスクが無償提供される。通常、PC購入の90日以内でないとSAは購入できないのだが、このプランではその条件が緩和されるわけだ。
3つめのプランは、2008年7月31日以前に購入したWindows XP Professional/Vista Business搭載PCが対象だ。このプランでは、Windows 7へのアップグレードライセンスとSAのセットが20%割り引きの価格(2万8500円)で購入できる。2つ目のプランと比べると、価格は倍以上となる。それでも、Windows 7 Enterpriseの下位モデルであるWindows 7 Professionalのアップグレードパッケージの価格が2万5800円。SAのさまざまな特典を利用できる本プランは、十分お得といえるだろう。
なお、本キャンペーンは、初回発注合計3ライセンスから利用できる。詳しい内容は同社のキャンペーンサイトも参照のこと