Webサイトを改ざんするGENOウイルスの被害を受けたサイトが、国内だけで400件以上。半数は個人運営と思われるWebサイトだが、「co.jp」のみならず、政府関係のドメインである「go.jp」や学校関係の「ac.jp」でも改ざん被害を受けている。そんな警鐘を、セキュアブレインが鳴らしている。
同社の説明によると、GENOウイルスは、感染するとコンテンツをアップロードするためのFTP接続用パスワードを盗み出す。そのパスワードを悪用して、悪意のあるJavaScriptを埋め込んだWebページをアップロードする。このJavaScriptが別ユーザーへのGENOウイルス感染を導くというもの。
同社ではSaaS型セキュリティーサービス「gredセキュリティサービス」の無償トライアル版を提供開始しており、Webサイトの管理者にはチェックを行なうよう勧めている。
