米アドビ システムズ(Adobe Systems Incorporated)社は現地時間の14日、画像編集ソフト『Adobe Photoshop CS3』のベータ版を、同社の技術情報を公開するウェブサイト“Adobe Labs”にて15日に公開すると発表した。
英語バージョンのみが提供され、利用には『Adobe Photoshop CS2』『Adobe Creative Suite 2』『Adobe Creative Suite Production Studio』『Adobe Design Bundle』『Adobe Web Bundle or Adobe Video Bundle』──といったソフトのシリアル番号が必要になる。シリアル番号がないユーザーは、2日間試用できる。
Mac版はソフトがUniversalアプリケーション化され、インテル製CPUを搭載したMacintoshでもネイティブ動作するようになったのが特徴。Windows版では、Windows XPに加え、Windows Vistaもサポートする。推奨環境は以下のとおり。
Windows | Mac | |
---|---|---|
OS | Windows XP SP2、Windows Vista | Mac OS X 10.4.8以上(10.5含む) |
CPU | Xeon、デュアルコアXeon、Centrino対応のCPU、Pentium 4 | PowerPC G4/G5、インテル製CPU |
メモリー | 512MB | |
ディスプレー解像度 | 1024×769ドット |
正式版の発売は2007年春で、ベータ版の試用期限も製品版の発売と同時期という。最終的な価格や動作環境などについてはまだ決定していない。
Adobe Photoshop CS3のメイン画面。パレットを画面端にドラッグ&ドロップすると自動でスナップして整理されるといった新要素が盛り込まれている |
CS3の目玉機能のひとつに、非破壊編集で写真にフィルターを適用可能な“スマートフィルタ”機能がある。1枚の親レイヤーに対して、子レイヤーとしてフィルターを追加していくスタイルで、複数のフィルターを扱える |
静止画を組み合わせて動画を作成/編集するモーショングラフィックス機能も追加された。これは港の写真の中を、海賊船の写真が進んでいくというグラフィックス |
*写真/MacPeople編集部