(株)日立製作所は2日、世界で初めてというHDDとDVDドライブを内蔵したビデオカメラ“ハイブリッドカム Wooo(ウー)”として、『DZ-H303(S)』と『DZ-HS303(A)』を30日に発売すると発表した。価格はオープン。
『DZ-H303(S)』と『DZ-H303(A)』 |
『DZ-H303』は、記録/再生メディアとして、同社製の8cmDVDドライブと日立グローバルストレージテクノロジーズ社製の8GBのHDD(マイクロドライブ)の両方を搭載したのが特徴。HDDには高画質(FINE)モードで約3時間、標準(STD)モードで約6時間の録画が行なえ、カメラ本体だけでHDDからDVDにダビングできる。ダビングにはHDDの映像を全部まとめてダビングする“まるごとダビング”と、気に入ったシーンだけをダビングする“えらんでダビング”を利用できる。
CCDは1/3インチの約331万画素で、有効画素数は動画撮影時が約213万(4:3モード時)、静止画が約305万(2016×1512画素)。レンズは光学10倍ズーム(f=6.1~61mm:35mm換算で52.7~527mm/静止画撮影時は44.6~446mm)を搭載し、ビューファインダーは0.2インチカラー(約20万画素相当)、モニター用液晶パネルは2.7インチ約12万画素を搭載する。記録メディアにはHDD、DVD-RAM/-R/±RW、SDメモリーカードを利用できる。バッテリーはリチウムイオンタイプで、付属バッテリーでの駆動時間は、HDD/ビューファインダーで約125分、DVD-RAM/液晶で約95分。本体サイズは幅66×奥行き143×高さ92mm、重量は約485g(バッテリー込みで約560g)。
『DZ-H303(S)』は本体カラーがシャンパンシルバーで、『DZ-H303(A)』(限定生産品)はディープブルーとなる。