アライドテレシス(株)は3日、WAN側とLAN側のインターフェースにすべて1000BASE-T対応Gigabit Ethernetを搭載した企業向けブロードバンドルーター『CentreCOM AR570S』を今月5日に発売すると発表した。価格は19万8000円(税別)。
CentreCOM AR570Sは、WAN側インターフェースに10/100/1000BASE-T×2とSFP(Small Form-Factor Pluggable)スロット×2(1000BASE-TとSFPはコンボポート)、LAN側に10/100/1000BASE-T×1と拡張スロットを1基備える、企業向けブロードバンドルーター。拡張スロットにはPRI(Primary Rate Interface)/BRI(Basic Rate Interface)を装着可能で、全LAN/WANポートがGigabit Ethernetに対応できるのが特徴。
このほか、
- 標準で3DES/AESの暗号化に対応したVPN(Virtual Private Network)
- 遅延の許されないトラフィックを優先的に処理する“優先制御機能”
- 帯域保証が可能な帯域制御機能を始めとするQoS(Quality of Service)機能
- 外部からの不正アクセスや攻撃を防ぐファイアウォール機能
- 決まった時刻や特定のイベント発生に呼応して、スクリプトを自動実行する“トリガー機能”
などをサポートする。
主なスペックは、CPUに833MHz駆動のPowerPCコアを採用し、パケットバッファーは256KB、メインメモリーは128MB、ルーティング対象プロトコルはIPv4/IPv6、など。本体サイズと重量は、幅305×奥行き232×高さ44mm/2.3kg。消費電力は平均33W(最大41W)となっている。