2006 International CESに合わせて、会場内では多くの企業がプレス向けの発表会も行なわれている。CESは年初の開催ということもあり、1年間の戦略や、注目の新製品の発表なども行なわれることが多い。4日(現地時間)には、(株)東芝の米国法人である、東芝アメリカコンシューマープロダクツ(Toshiba America Consumer Products)社がプレス発表会を開催。HD DVDをはじめとした2006年の戦略を説明した。
東芝アメリカのHD DVD戦略に関して説明するDigital A/V Group Marketing担当副社長のJodi Sally氏 |
発表会の目玉は、米国市場向けに初のHD DVDプレーヤー『HD-XA1』と『HD-A1』の2製品の投入と、AVノートパソコン“Qosmio”(コスミオ)の新製品が発表になったことの2点。
HD-XA1を斜め前から見たところ | 同じく背面からみたところ |
HD-A1を斜め前から見たところ | 同じく後ろからみたところ。背面のポート類が隠されている点などからプロトタイプであることが分かる |
HD DVDプレーヤーは上位モデルのHD-XA1が799.99ドル(約9万4000円)、下位モデルのHD-A1が499.99ドル(約5万9000円)という値付け。ともに3月の発売を予定している。
Qosmioは、米インテル社の最新チップセットとデュアルコアCPUに加え、HD DVDドライブを搭載している点が特徴となる。また、1bitアンプなども装備し、OSにはWindows Media Center Editionを採用している。仕様の詳細に関しては、インテルがまだCPUとチップセットを正式に発表していないこともあり、不明な個所もあるが、CESの開催期間中に明らかになるという。ともに詳細は会場レポートなどとともに分かり次第お伝えする。
発表になったQOSMIOの新製品 |
光学式ドライブにはHD DVDドライブを装備するが、プロトタイプのため、ロゴはプリントされていない | 背面にはサブD-Sub15ピンのRGB出力に加え、HDMI端子も装備している |
発表会では価格で選ばれているテレビをフォームファクターで選ぶように変えていきたいという東芝のキャッチフレーズとともに、より小型になったDLPリアプロジェクションテレビや、国内ですでに発売されている携帯オーディオプレーヤーやDVD&HDDレコーダー、HDD記録型ビデオカメラの米国市場に投入すること、2006年に25種類のフラットディスプレーを投入することなども発表された。