日本テレビ放送網(株)は19日、インターネットを利用して映像コンテンツの有料配信を行なうビデオ・オン・デマンド(VOD)事業を今秋、本格的に開始すると発表した。“第2日本テレビ(仮)”として、配信にパソコンや携帯電話などを利用する“映像コンテンツの商店街(モール)”を構築し、総合的な配信事業を行なうという。
トップページのイメージ。商店街は“喜”通り、“怒”通り、“哀”通り、“楽”通りの4つに分かれており、「寝る前にちょっとこんな気分になりたい」という視聴者のニーズに合わせたコンテンツを提供するという |
同社では、テレビ局としてのノウハウとアーカイブを基に、VODの特性に合わせた3分から15分の短いパッケージとして、コンテンツのストリーミング配信を行なう予定で、広告収入も見込んでいるという。サービス開始時のコンテンツにはバラエティー/ショートドキュメント/ニュースパッケージなどを用意し、以後、アーカイブ(約18万本)の再パッケージや、地上波番組と連動したコンテンツの制作、リアルタイムニュース配信などを準備していくとしている。有料コンテンツはコンテンツ単位(料金などは検討中)で提供し、入会は無料。
同社では、「人通り、賑わいを作る」ことを目標にコンテンツを充実させ、広告営業も積極的に展開するとしており、早期に会員数100万人を目指し、放送外収入の大きな柱としたい考え。ブログなどを利用してユーザーの参加なども呼びかけるという。