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“2011年のアナログ放送停波”を浴衣姿の女子アナ6人がアピール!!――“レッツ!地デジ'05夏キャンペーン”記者発表会開催

2005年06月16日 21時14分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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総務省、全国地上デジタル放送推進協議会(全国協議会)、(社)地上デジタル放送推進協会(D-PA、ディーパ)は16日、東京・赤坂見附の千代田放送会館にプレス関係者を集め、今月20日~7月24日を“地上デジタル推進月間”として、“レッツ!地デジ'05夏”と題した周知広報施策を展開すると発表した。これは、2004年12月に実施した“地上デジタル推進週間”に続くキャンペーンで、昨年と同様の顔ぶれの6人の女子アナウンサーが“地上デジタル推進大使”として再び任命され、電気店などのポスターやスポット広告、特設サイトなどを通じて、地上デジタル放送(略称:地デジ)の浸透や、アナログ放送からデジタル放送への円滑な移行を推進するという。

総務省の情報通信政策局の南 俊行氏、D-PAの浜口哲夫氏
記者発表会に出席した総務省の情報通信政策局の南 俊行氏とD-PAの浜口哲夫氏

施策の内容は以下のとおり。

“地上デジタル推進大使”の任命(総務省、全国協議会)
受信機販売店とのタイアップ企画(D-PA)
受信相談やサンプリングの実施(東京・名古屋・大阪・静岡から11店舗)
オープン懸賞キャンペーンの実施(クイズに答えると抽選で600名にギフト券が当たる)
番組内でのハイビジョンのHP(全国協議会)
ハイビジョン制作の番組に“HVマーク”を表示するほか、コメントで告知
2011年のアナログ停波の認知度向上(総務省)
ポスター掲示やインターネット広告の実施

NHKおよび民放5局の女子アナ6名
ピンク地に赤や紫の花模様をあしらった揃いの浴衣で登場した、NHKおよび民放5局の女子アナ6名

会場には、総務省の情報通信政策局の南 俊行氏、D-PAの浜口哲夫氏、ならびに地上デジタル推進大使の6名の女子アナが浴衣姿で登場し、会場を盛り上げた。

地上デジタル推進大使に任命された6人の女子アナ

島津有里子(しまづゆりこ)アナウンサー
日本放送協会(NHK)
1997年入社/NHKニュースおはよう日本
馬場典子(ばばのりこ)アナウンサー
日本テレビ放送網(株)(日本テレビ)
1997年入社/ザ!世界仰天ニュース
竹内香苗(たけうちかなえ)アナウンサー
(株)東京放送(TBS)
2001年入社/サンデー・ジャポン
森本智子(もりもとともこ)アナウンサー
(株)テレビ東京
2000年入社/ワールドビジネスサテライト(木曜)
中村仁美(なかむらひとみ)アナウンサー
(株)フジテレビジョン(フジテレビ)
2002年入社/F2スマイル(月~水曜)
丸川珠代(まるかわたまよ)アナウンサー
(株)テレビ朝日
1993年入社/サンデースクランブル
NHKの朝の顔、島津アナ 馬場アナと竹内アナ 森本アナ、中村アナ、丸川アナ
NHKの朝の顔、島津アナTHE・サンデーでもおなじみの馬場アナ(右)と、TBSの朝の顔として定着しつつある竹内アナワールドビジネスサテライト(木曜)でも活躍中の森本アナ(右)、笑っていいとも!(金曜)担当の中村アナ(中央)、今回の司会も務めた丸川アナ

最初に挨拶に立った南氏は地上デジタル放送の現状について、「一昨年の秋から地上デジタル放送を開始し、順調に伸びている。和歌山と静岡でもサービスを開始し、年内には50%を超える世帯で受信可能になる。来年は日本全国の県庁所在地で視聴可能となり、視聴可能な世帯数は80%を超える。受信機も出荷ベースで450万台と普及が進んでいる。ケーブルTVを含む視聴者数は、世帯普及率で8.5%という数字。“まだ8.5%?”と思われるかもしれないが、想定している数値の範囲内です」と報告した。

しかし、「2011年に地上アナログ放送の停波(送信停止)を行なうという認識がまだ広がっていない。先日もアンケートしたところ、正しく答えた人は10%にも満たなかった」と述べ、今回のキャンペーンで一層の周知徹底を図りたい考えを強調。さらに「今年から来年は、地上デジタル放送の立ち上がりに重要な時期と捉え、(視聴機器)1200万台の普及を目指す」と、具体的な目標を掲げた。

ハイビジョン番組マーク
民放5局で放送されるハイビジョン制作の番組については、このマークが表示され、ハイビジョン放送の普及や認知度の向上を図るという。なお、NHKについては、すでにほぼ100%ハイビジョン制作が行われているため、このマークの表示は行なわない

昨年に続いて大使に選ばれた女子アナウンサーたちは、「社内でも大使と呼ばれることがある」と一様に照れながらも、「今回は全員浴衣姿で登場したので、前回以上にインパクトのあるキャンペーンができると思う。“レッツ地デジ!”という略称を、親しみを持てる名前として使うことになった」(中村アナ)、「民放では半分以上の番組が、すでに高画質なハイビジョン向けに制作されている。しかし、多くの人にはそこが認知されていないので、映像に“HVマーク”をつけることになった。これを見て、デジタル放送を身近に感じてほしい」(竹内アナ)、「NHK総合の番組は、すでに95%がハイビジョン制作されている。教育テレビでは“マルチ編成”によって、2~3番組を同時に放送する取り組みも行なっている。さらに、“データ放送”を利用して、例えば京都で現在特別拝観が行なわれている場所や、夜間診療を受け付ける病院といった地域情報も提供している。これらの情報を周知するための30秒スポット(映像)を現在制作中で、広く視聴者に知ってもらいたい」(島津アナ)、「TVがモノクロからカラーに変わったのと同じくらい、あるいはそれ以上のインパクトになる。普及に向けて6人のアナウンサーが一致団結してがんばっていきます」(丸川アナ)など、それぞれに個性的なPRを行なった。

会見後のフォトセッション
会見後のフォトセッション。赤いペディキュアのアナウンサーも見受けられた、足元が一番輝いていたのは丸川アナだった

最後に浜口氏が、キャンペーンの概要を報告するともに、「(南氏の挨拶で)今年と来年が大事な時期という発言があったが、2005年の暮れまでに東京・大阪・名古屋の広域圏については現在のアナログ放送と変わらないフルパワーでの送信が開始される。さらに2006年末までに全国の県庁所在地にある放送局がデジタル放送の送波を行ない、送信側の準備が整う。このタイミングで店頭などでも積極的にデモを行ない、視聴者にデジタル放送のメリットを感じて、乗り換えてほしい」と期待を表明した。

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