富士通(株)は14日、企業向けノートパソコン“FMV-LIFEBOOK”の新製品として、非接触ICカード技術“FeliCa”に対応したリーダー/ライターをカスタムメイドで内蔵できるA4サイズのハイスペックモデル『FMV-830NA/L』など6シリーズ15機種の販売を同日付けで開始すると発表した。
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| “FMV-LIFEBOOK” |
ラインアップは、A4ハイパフォーマンス機の“NA/H”3モデル、A4ハイスペック機の“NA/L”4モデル、A4エントリー機の“NU/L”2モデル、14.1インチ液晶ディスプレー搭載スリムモバイル機“MG/H”2モデル、13.3インチの“MG”2モデル、B5ファイルモバイル機“MT”2モデル、FMVバリューラインとなる14.1インチA4機“NU/LX”2モデル、13.3インチスリムモバイル機“MG/X”2モデルとなる。価格はA4エントリー機『FMV-830NU/L』の最小構成(Celeron M 340、14.1インチ液晶ディスプレー、256MBのメモリー、20GBのHDD、Windows Home Edition)の13万3000円(税別)から。
今回発表した製品は、セキュリティー機能を強化したモデルが投入されているのが特徴。NA/Lでは“FeliCa”対応のリーダー/ライターをカスタムメイドで内蔵でき、付属するログオン認証ソフト『SMARTACCESS/Feel』を利用し、FeliCa対応カードをパソコン本体にかざせば個人認証が行なえる。“NA/H”“NA/L”のタッチ式指紋センサーに加え、“MG/H”ではスライド式の指紋センサーをカスタムメイドで内蔵可能。“NA/H”“NA/L”“MG/H”に加え、“MT”でもTCG(Trusted Computing Group)準拠の“セキュリティチップ”を選択できるようになった。また、1台のHDDで自動バックアップなどが行なえるソフト『StandbyDisk Solo 2.1』や、ハードウェアRAID 1機能を搭載したモデルなど、信頼性を向上させたモデルも用意する。
“FMVバリューライン”は、直販サイト“WEBMART”で購入しやすい価格で販売しているというシリーズで、CPUの処理性能を強化し、HDD容量を増やすとともに、13.3インチ液晶ディスプレーを搭載した“MG/X”が追加されている。
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| “FeliCa”対応の『FMV-830NA/L』 |
『FMV-830NA/L』は、A4ハイスペック機でパームレスト部分にFeliCa対応リーダー/ライターを搭載できるのが特徴。CPUはPentium M 755/745/725またはCeleron M 532で、メモリーは256MB、ドライブは40GBのHDD、3.5インチFDD、24倍速CD-ROMドライブを内蔵する。チップセットはPentium M 755が855GME、そのほかは852GM。液晶ディスプレーは14.1インチXGA液晶(カスタムメイドで15インチSXGA＋/XGAも選択可能)を搭載。インターフェースには、USB 2.0×4、シリアル、パラレル、PS/2、V.92対応56kbpsモデムのほか、10/100/1000BASE-Tも装備する。拡張スロットはPCカード(Type II×2またはType III×1、CardBus対応)。電源はリチウムイオンバッテリーで、Pentium M 755で約2時間の駆動が可能(JEITA測定法1.0)。本体サイズは幅333×奥行き285×高さ37.5mm(最薄部33.2mm)、重量は約3.2kg(14.1インチ液晶、CD-ROMドライブの場合)。価格は、Pentium M 755-2.0GHz搭載モデルが25万4000円(税別)など。
同社ではデスクトップパソコン“FMV”シリーズにおいても、『StandbyDisk Solo 2.1』や“セキュリティチップ”を選択できるようにするなどセキュリティー機能を強化した6シリーズ15製品を発表している。価格は、省スペース型『FMV-C630』の最小構成(Celeron 325-2.53GHz、256MBのメモリー、40GBのHDD、24倍速CD-ROMドライブ、Windows XP Home Edition、キーボードなし)の8万3000円(税別)から。
