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ヤマハ、イーサアクセスVPNルーター『RTX1500』を発売――独自QoS機能“Dynamic Traffic Control”を搭載

2004年09月01日 00時00分更新

文● 編集部

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ヤマハ(株)は1日、企業向けルーター“RTX”シリーズの新製品として、独自のQoS機能を搭載した“イーサアクセスVPNルーター”『RTX1500』を10月上旬に発売すると発表した。価格は20万7900円。併せて、19インチラック対応の専用ラックマウントキット『YRK-1500』も発売する。価格は1万8900円。

『RTX1500』
『RTX1500』

『RTX1500』は、IP-VPNや広域イーサネット(Ethernet)において、帯域が大きく変動する情報系データから音声系データや基幹系データを守るために、独自のQoSアルゴリズム“Dynamic Traffic Control(ダイナミック・トラフィック・コントロール)”を採用したほか、IP電話やテレビ会議などで利用されるショートパケットのルーティング性能を強化したのが特徴。CPUとは別に“Dynamic Traffic Control”の処理を行なうプロセッサーを用意し、最適化したソフトで駆動することで、QoS処理の高速化などを図ったという。ロングパケットに比べてルーティング性能が低下する傾向があるショートパケットに対しては、従来機種『RTX1000』から処理性能が3倍になっており、双方向のショートパケットのスループットも向上しているという(双方向/238kpps/パケットサイズ64Bにおけるイーサネット回線(100Mbps)利用率が80%、SmartBitによる同社測定値)。

また、VPN(IPsec)処理ではDES/3DES/AESの暗号方式をハードウェア処理にしたことで、ワイヤースピードでの処理が可能になったという(片方向/3DES+SHA1/93kpps/パケットサイズ64Bにおけるイーサネット回線(100Mbps)利用率が100%、SmartBitによる同社測定値。RTX1000比で8倍)。そのほか、ファイアーウォール機能(動的/静的フィルタリング)もIPv6化が完了しているという。

インターフェースは、WANがBRI(ISDN U×2、ISDN S/T×2)、LANが10/100BASE-TX(Auto MDI/MDI-X)×3、シリアル(設定用)を装備する。対応回線は、FTTH/ADSL/CATV/ISDN/高速デジタル専用線/ATM回線/IP-VPN網/広域イーサネット網/フレームリレー網。WANプロトコルはPPP/PPPoE/MP/フレームリレー。電源はAC100Vで消費電力は最大7W。本体サイズは幅270×奥行き180×高さ42.6mm、重量は1.2kg。

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