日本電気(株)は27日、耐衝撃性を高め、90cmの高さから落としても壊れないノートパソコン『FC-NOTE』の販売を同日付けで開始したと発表した。基本モデルの『modelA』、タッチパネルを搭載した『modelB』、タッチパネルとキーボードバックライトを搭載した『modelC』の3モデルをラインアップする。価格はオープン。10月8日に出荷を開始する予定。
『FC-NOTE』 | 高さ90cmから鉄製の床に落としても壊れないという |
『FC-NOTE』は、耐衝撃性や防塵/防滴機能を強化したほか、-20度から55度の温度範囲(個別対応の“HDD低温動作サポート”適用時)での動作に耐えられるようにしたノートパソコン。車輌搭載や工場・建築現場などでの利用を想定して設計されているのが特徴。超低電圧版Pentium M-1.10GHz、855GMチップセット、256MBのメモリー(256MB、最大1GB、ユーザー変更不可)、40GBのHDD、12.1インチXGA液晶ディスプレー(1024×768ドット)を搭載する。インターフェースは、USB 2.0×2、10/100BASE-TX、シリアル、マイク入力、オーディオ出力、V.90対応56kbpsモデム、外部ディスプレーなどを搭載し、IEEE 802.11b準拠の無線LAN機能も内蔵する。拡張スロットはPCカード(Type II×1、CardBus対応)を装備する。
防塵機能 | 防滴機能 |
本体サイズは幅276×奥行き239×高さ43mm、重量は2.7kg。防滴キーボード(IP51)とタッチパッドを搭載する。電源はリチウムイオンバッテリーを内蔵し、約5時間の利用が可能(JEITA測定法1.0)。ACアダプターはAC100~240Vに対応。OSは、Windows XP/2000、Linuxを選択できる。製品供給期間は2年間。5年間の保守部品供給が保証されており、無償保証期間は3年間(消耗部品を除く)。
同社では、製造業/物流業/交通サービス業/建設業/通信業/電力業/公共関連などを中心に販売する予定で、今後2年間で2万台の出荷を見込んでいるという。