日本電気(株)は20日、ファクトリーコンピューター『FC98-NXシリーズ』の新製品として『FC-56H model SN』、『同SB』、Pentium III-866MHzを搭載した最上位機種『FC-86J model SN』、『同SB』、ミラーリング機能を搭載し、ホットスワップ機能をサポートした『FC-86J model SNM』の販売を同日付で開始したと発表した。出荷開始は2001年3月9日。
両機種とも、筐体の高さを37mm削減し、現行機比約20パーセント減のコンパクト化を行なった。またCPUファンレス、フロントアクセスタイプドライブベイ×2のサポートにより、メンテナンス性を向上させたという。
『FC-56H model SN/SB』 |
『FC-56H model SN』、『同SB』は、Celeron-566MHzを搭載。現行機と同等の連続運転に対する高信頼性・耐環境性を継承しながら、低価格化を行なったという。各種機械・装置への組み込み用途やFA・物流システムのネットワーク端末などでの用途向けの製品。SNが、Windows NT4.0搭載モデルで、SBはOS未搭載モデルとなる。SNの仕様は、810Eチップセット、64MBのメモリー、CD-ROMドライブ、20GBのHDDとなる。SBはチップセット、およびメモリー容量はSNと同仕様だが、CD-ROMドライブとHDDがオプションとなる。本体サイズは共通で、幅420×奥行き418×高さ163mm。価格はSNが28万8000円、SBは21万8000円。
『FC-86J model SN』、『FC-86J model SNM』は、Pentium III-866MHz、128MBのメモリーを搭載(SBは64MB)、大規模システムのローカルサーバーや大容量画像データを扱うFAシステム、計測・プラントシステムなど、高機能OS・アプリケーションソフトの運用を必要とする用途での高速化ニーズに対応するとしている。SNがWinodws NT4.0搭載モデル、SBがOS未搭載モデル、SNMはWindows NT4.0、ミラーリング、ホットスワップ機能搭載モデルとなる。価格はSNが44万8000円、SBが31万8000円、SNMは55万8000円。