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シャープ、裸眼立体視に対応した3D対応液晶ディスプレー『LL-151D』を発売

2004年06月10日 19時19分更新

文● 編集部

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シャープ(株)は10日、専用のメガネを使わずに3D(立体)表示を見ることができる15インチ液晶ディスプレー『LL-151D』を発売すると発表した。アプリケーションソフトやコンテンツの開発者、業務用途での利用を検討している企業向けに販売する。受注開始は18日。価格はオープン。

『LL-151D』
『LL-151D』

『LL-151D』は、3D(立体)表示と2D(平面)表示に対応しており、専用ボタンでワンタッチで切り替えられるほか、同社の独自技術“SHARP 3D Technology”に対応したソフトの場合にはソフトの状態に応じて自動的2Dと3Dのモードが切り替わるのが特徴(自動切り替えはパソコンとのUSB接続が必要)。画素ピッチは0.297mm。解像度は最大1024×768ドットで約1619万色表示が可能。輝度は2Dモード時が370cd/m2、3Dモード時が140cd/m2。コントラスト比は500:1。2Dモード時の視野角は上下115度/左右130度。応答速度は25ms。クロック/フェーズ/画面位置(水平/垂直)を自動調整する“画面自動調整”機能や、黒レベル/コントラストを自動調整する“オートゲインコントロール”機能、拡大表示の際のにじみなどを抑える“デジタルスケーリング”機能などを搭載する。アプリケーションソフトとして、『SHARPスマートステレオフォトエディター』、『SHARPスマートステレオカメラカリキュレーター』、『Microsoft .NET Framework』が付属する。

インターフェースは、デジタル(DVI-I29ピン)とアナログRGB(ミニD-Sub15ピン)、2D/3D切り替え用のUSBなどを装備しており、ステレオスピーカー(1W+1W)を内蔵する。本体サイズは幅352×奥行き185×高さ370mm、重量は約5.3kg。高さ調整は約60mm。チルトは上30度/下5度、スウィーベルは左右合わせて90度。VESA規格準拠のフリーマウント(75mm)に対応している。電源は専用ACアダプターを利用する。消費電力は最大29W(パワーマネージメント時2W)。バックライトの寿命は約5万時間。製品には、デジタル信号ケーブル(DVI-D24ピン、長さ約2.0m)、アナログ信号ケーブル(DVI-I29ピン-ミニD-Sub15ピン、長さ約2.0m)、オーディオケーブル(長さ約2.0m)、USBケーブル(長さ約2.0m)などが同梱される。

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