(株)日立グローバルストレージテクノロジーズは11日、400GBの容量を持つ3.5インチHDD『Deskstar 7K400』を同日付けで発売すると発表した。HDDビデオレコーダーやハイエンドパソコン、“ニアライン・ストレージ(※1)”向けに開発した製品で、インターフェースはシリアルATAとパラレルATAを用意する。3月中に出荷予定で、OEMサンプル価格はオープン。
※1 :銀行のオンラインシステムのように、頻繁に継続的なデータアクセスは必要としないが、テープや光ディスクなどの長期バックアップデータよりは高速なランダムアクセスを必要とする記録システム。『Deskstar 7K400』 |
『Deskstar 7K400』は、多数のHDDを収容した振動成分の多いシステム装置内でもHDDのヘッドの位置決めを最適に行なう“RVS(Rotation Vibration Safeguard)”技術を採用し、ホットプラグにも対応可能。ディスクの枚数は5で、ヘッドの本数は10。ディスク回転数は毎分7200回転で、平均シーク時間(リード)は8.5ミリ秒、平均回転待ち時間は4.17ミリ秒。記録方式はPRML。データバッファーメモリーは8MB。本体サイズは幅101.6×奥行き146.0×高さ25.4mm、重量は約0.7kg。インターフェースがシリアルATAの『HDS724040KLSA80』とパラレルATAの『HDS724040KLAT80』をラインアップする。データ転送速度はシリアルATAが毎秒150MB、パラレルATAが毎秒100MB。消費電力はシリアルATAが9.6W、パラレルATAが9.0W。