「P4XB」 |
最近では知らないユーザーもいるかもしれないBabyATフォームファクタのマザーボードに、なんとFSB533対応の製品が近々登場予定だ。発売を予定しているのはCommateでチップセットに“VIA Apollo P4X266E”を搭載した「P4XB」という製品。今回、国内での発売元となる株式会社アイティーシーの協力でそのサンプル版を撮影したのでお伝えする。
P4XBはBabyATフォームファクタでサイズは220×220mmとなっている。電源コネクタはAT/ATXの両方を装備している。拡張スロットには対応4xAGP×1、PCI×2、DIMM×2という構成でPC133対応のSDRAMを最大2GBまで搭載可能だ。また、Realtek製10BASE-T/100BASE-TX イーサネットコントローラも搭載する。ATマザーということもありATXのように直付けのコネクタはATキーボードのみとなるので、当然付属のブラケットを使用することになる。ブラケットはUSB/シリアル/パラレル+PS2マウス/サウンド/LANと4つもあり、全てのインターフェイスを使用するとケース側のスロットがかなり埋まってしまう。ところで、Pentium4がAT電源で正常に動作するのかどうかは気になるところだが、今回実際にアイティーシーにてPentium4-2.53GHz + Antec製300W AT電源「PP-300V」 + 「Millenium G200 AGP」という構成でWindows 98の起動は確認することができた(ただし、すべての電源で動作可能かどうかは不明)。
株式会社アイティーシーによると発売は早くて来週中ということで、価格は約1万5000円程度になるとのこと。現在秋葉原のショップで入荷を予定しているのはアーク、スーパーコム、コムサテライト3号店、TSUKUMOeX.などとなっている。今までにも思い出したようにいくつかBabyATフォームファクタのマザーボードが発売されたが、今回のP4XBはそれらの中では間違いなく一番のスペックといえる製品だ。現在もBabyAT仕様のPCをつかっているユーザーには朗報といえるだろう。
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