(株)ピーアンドエーとカナダACD Systems社は3月26日、アスキー本社を訪れ、画像管理ソフト『ACDSee 5.0』の機能強化点などを具体的に説明した。ACDSee 5.0は3月13日に発表、4月18日に発売予定で、画像管理ソフト単体のACDSee 5.0と、画像編集ソフトやパノラマ画像作成ソフトなど4つのソフトを同梱した『ACDSee 5.0 PowerPack』の2つのパッケージが用意される。価格は、ACDSee 5.0パッケージ版が6800円、ダウンロード版は5800円、ACDSee 5.0 PowerPackは1万800円、ダウンロード版は8800円、などとなっている。
ACD Systemsのアジア・パシフィック担当シニアビジネスマネージャーのジャック・チェン氏(右) |
実際に来社して機能説明を行なった、ACD Systemsのアジア・パシフィック担当シニアビジネスマネージャーのジャック・チェン(Jack Chen)氏によると、ACDSee 5.0ではインターフェースの改良と、画像管理エンジンを刷新することでプレビュー表示の高速化などが図られたという。インターフェースは、“ライト”と呼ばれるACDSee 3.1相当の簡易UIのほか、ペイン(ウィンドウ内を区切った小窓)の数や、それぞれのペインにツールバーの表示/非表示と表示位置の指定が可能になり、レイアウトの保存/読み込みも可能になった。デジタルカメラで撮影した画像ファイルは、Exif情報に基づいて日付順に管理され、Exif情報の編集も可能。日付別管理のほか、画像1枚に複数のカテゴリーを設定し、カテゴリー別の一覧表示や、リムーバブルメディア(CD-R/RWやMOなど)に書き出して保存した場合も、メディアのシリアル番号とメディア名を管理する機能がある。
読み込み/書き出し可能なファイル形式は、BMP/GIF/JPG/PNG/TIFなど39種類(書き出し11種類)。CAB/LZH/ZIPなどの圧縮ファイルの展開にも対応しており、静止画以外にWAV/MP3/WMVなどの音楽・動画データの再生も可能。
『ACDSee 5.0』パッケージ | 『ACDSee 5.0 PowerPack』パッケージ |
PowerPackに含まれるのは、コンテキストメニュー(ファイルやアイコンの右クリックで表示される)を拡張して、複数選択した画像を連続プレビュー表示する『ACD PicaView 2.0』、約40種類のフィルター(Adobe Photoshop用プラグインを利用可能)やコピースタンプなどの機能を備えるフォトレタッチソフト『ACD FotoCanvas 2.0』、選択した画像(静止画/動画)を並べてBMG付きのスライドショーやスクリーンセーバーを作成するソフト『ACD FotoAngelo 2.0』と、上下左右に分割して撮影した画像を並べて共通部分を重ね合わせ、1枚の大きな画像(BMP/JPG/TIF/QuickTime VR)に合成するパノラマ画像作成ソフト『ACD Photosticher』という4つ。